【甲子園】天然で制御不能? 京都国際の背番11西村一毅「脱力」で聖地デビュー白星

AI要約

甲子園デビューを果たした京都国際の西村一毅が新潟産大付を4-0で退ける活躍を見せた。

西村はマウンドで冷静さを発揮し、9回のピンチも抑えきった。チームメートは彼を予測困難な「才能の塊」と表現した。

新潟産大付を相手に、3年ぶりの夏2勝を挙げた京都国際が4強入りを果たした。

【甲子園】天然で制御不能? 京都国際の背番11西村一毅「脱力」で聖地デビュー白星

<全国高校野球選手権:京都国際4-0新潟産大付>◇14日◇2回戦

 京都国際の背番号11・西村一毅が、甲子園デビューを白星で飾った。登板前、小牧憲継監督(41)に「いつもどおり、何にも背負わんでいいから」と励まされた。「自分が3年生の夏を終わらせるわけにはいかない」と緊張していた心が、軽くなった。9回で6四球を出したが、丁寧に打たせて取った。「力を入れてしまうと肩が開いてしまう。脱力して抑えて投げました」と振り返った。

 普段の西村について、主将の藤本は「天然で言葉が通じないし、コントロール(制御)も難しいけど、マウンドでは冷静なのでそこに関しては何も言わない」と明かす。チームメートは予想不可能な「才能の塊」と言う。9回に背負った2死満塁のピンチ。スタンドからわき起こった新潟産大付を後押しする拍手も「結構楽しかった」とケロリ。最後は代打の鈴木を空振り三振で抑えきり、4強入りした21年以来3年ぶりの夏2勝を挙げた。【中島麗】