新潟産大付 監督目潤ませ「甲子園は温かい」 敗退も猛追9回の大声援に感謝「今まではテレビの中の世界」

AI要約

新潟産大付は1回戦で花咲徳栄を破り初勝利を挙げたが、2回戦では京都国際に0-4で敗れて夏2勝目を逃した。

エース宮田塁翔は4回まで無失点だったが、田中拓朗の好救援も守れず先制点を許す。打線も得点を奪えず、苦しい展開となった。

吉野監督は攻撃面の不振を振り返りながらも、9回の猛追を称賛し、選手たちの頑張りを讃えた。

新潟産大付 監督目潤ませ「甲子園は温かい」 敗退も猛追9回の大声援に感謝「今まではテレビの中の世界」

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 新潟産大付0ー4京都国際(2024年8月14日 甲子園)

 新潟産大付は京都国際に0-4で敗れ、1回戦での初出場初勝利から初の夏2勝はならなかった。

 1回戦では2017年夏の優勝校・花咲徳栄を破った。

 先発登板したエース右腕・宮田塁翔(3年)が4回まで走者を背負いながらも無失点。5回に2死満塁のピンチを招き、2番手の背番号10・田中拓朗(3年)が登板。相手の4番・藤本陽毅(3年)を左飛に抑える好救援。得点を許さなかった。

 しかし7回、連打を浴びて先制点を許すと、8回には連打などで3点を失ってリードを広げられた。

 打線は3回まで毎回走者を出したが得点につながらず。5回も2死一、二塁で無得点。京都国際の左腕・西村の前に打線が振るわなかった。それでも9回には2死満塁と猛追した。

 吉野公浩監督は、試合後、目を赤くしながら「攻撃面が思うようにできなかった。セーフティバントの失敗、あれが痛かった。。西村投手はストレート、スライダー、チェンジアップ、カウントもとれて、決め球にもなる。なかなか攻略の糸口がつかめなかった」と振り返った。

 一方で、9回には満塁のチャンスをつくる猛追を見せ、場内は大声援に包まれた。「今まではテレビの中で世界だった。あのような大歓声は聞いたことがない。甲子園は温かいと思った。選手には本当によく頑張ったと声をかけたい」と述べた。