【甲子園】新潟産大付は完封負け 県大会から強豪を次々と撃破したチームにスタンドからは大きな拍手

AI要約

新潟産大付は京都国際に完封負けを喫し、2回戦で姿を消した。吉野監督は相手投手の優れたピッチングに脱帽し、平野主将も涙を流す場面があった。

京都国際の西村投手が3球種を織り交ぜた投球で新潟産大付打線を封じ、先制点を許してしまったことから試合が向こうのペースになり、粘り負けとなった。

新潟産大付は柏崎市の熱い応援を受けながらも力及ばず。しかし、応援に感謝しつつ、「地元を盛り上げる」という思いを述べた。

【甲子園】新潟産大付は完封負け 県大会から強豪を次々と撃破したチームにスタンドからは大きな拍手

◆第106回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 新潟産大付0―4京都国際(14日・甲子園)

 新潟産大付は京都国際に完封負けを喫し、2回戦で姿を消した。県大会ではノーシードながら新潟明訓、日本文理、中越、決勝では帝京長岡と名だたる強豪校を次々と撃破。甲子園でも全国制覇経験のある花咲徳栄を破る快進撃を見せてきたナインに、スタンドからは大きな拍手が降り注いだ。

 吉野公浩監督は3安打のみに抑えられた京都国際の先発・西村一毅投手(2年)について「ストレート、スライダー、チェンジアップ、3球種とも決め球になる。最後まで全く攻略の糸口が(つかめなかった)」と脱帽。二塁を守っていた平野翔太主将は7回2死一、三塁から、京都国際・沢田遥斗に打たれた右翼線への先制適時打を悔しそうに振り返り「一点入ってからは向こうのペースになってしまった」と終盤での粘り負けに涙を流した。

 9日の初戦同様、地元・柏崎市から多くの人がアルプスまで応援に駆けつけた。「もっと勝って地元の柏崎を盛り上げようと思っていたんですけど、自分たちの力不足で負けてしまって申し訳ない」と平野主将は肩を落とした。それでも「スタンドから聞こえる応援は毎回自分たちの力になった。新潟だったりスタンド一体となって戦っていたのは毎試合思っていたのでありがたかった」と感謝していた。