カブス今永昇太、ボール球打たれ3ランなど連続被弾…5回7失点で降板

AI要約

カブスの今永昇太投手が敵地のガーディアンズ戦に先発し、好投を見せたが、4回と5回に連続して失点し、大量失点を喫した。

ガーディアンズの打線は対左腕に強力な打者を揃えており、今永は前回の登板で良い投球を見せながらも、この試合で大きく崩れた。

今永は防御率3.06の好成績を残しており、登板試合でのカブスの勝敗も17勝4敗となっている。

カブス今永昇太、ボール球打たれ3ランなど連続被弾…5回7失点で降板

◆米大リーグ ガーディアンズ―カブス(12日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 カブスの今永昇太投手が12日(日本時間13日)、10勝目へ向け、敵地のガーディアンズ戦に先発した。

 今永は初回、先頭のクワンを遊飛、トーマスを空振り三振。3番ラミレスとの初対決では、二ゴロにしとめ3者凡退で立ち上がった。2回も3人で退けた。3回にハップがバースデー2ランを放ち、援護をもらった今永はその裏、ヒメネスを二ゴロ、フリーマンを見逃し三振。9番ヘッジスには左翼線を破られたが、左翼ハップが二塁へ好送球し、タッチアウト。3回を9人で片付けた。

 4回、先頭クワンを四球で歩かせ、続くトーマスを空振り三振。1死一塁でパレデス三塁手の失策で一、二塁とされながらも続くフライを左飛にうちとり、2死一、二塁とした。しかし続くJ・ネーラーに中前適時打を打たれ3-1とされると、続くノエルにボール球のスプリットチェンジを強引にすくい上げられ、左翼ポール際に逆転3ランを打たれた。

 5回に入っても勢いを止められなかった。1死一塁でクワンに高めの直球を打たれ右越えの2ランを被弾。なお2死二塁からフライに左前に適時打を打たれて3失点。6月21日のメッツ戦で10失点して以来の大量失点となった。 

 ガーディアンズ打線は、対左腕の今季長打率が4割超の打者を6番までズラリとならべる対今永用のオーダー。主砲のスイッチヒッターのラミレスは7割2分6厘と驚異的な数字を残している。

 前回登板は6日、本拠でのツインズ戦だった。自己最多に並ぶ10三振を奪い、後半戦初白星となる9勝目を挙げた。4回1死まで打者10人のパーフェクト投球。11人目の打者に四球を与え、直後に2ランを被弾したが、失点はこの一発だけ。6回は先頭に二塁打を許しながらも後続を断ち、7回も打者3者凡退とした。

 奪った10三振のうち、9つが空振り三振。「ここ2試合は良いスプリットが投げられる状態になり、空振りが取れている」と7月10日以来、約1か月ぶりの白星を喜んでいた。

 今永は前回登板まで防御率3・06(リーグ5位)。21試合の登板でわずか18四球。これが22試合目の登板で、20チーム目。登板試合でカブスは17勝4敗となっている。