松井裕樹、リーグ3人しかいない「新人で50登板以上」のうち防御率トップ3・42 パドレスは直近19戦17勝、首位ドジャースへ2・5差に迫る

AI要約

パドレスのブルペン陣がメジャーワーストからトップに躍進したことが米誌スポーツイラストレーテッドで特集された。リリーフ防御率が8.88から2.05に改善し、最近の活躍が評価されている。

松井裕樹や他のリリーバーが好成績を残し、新たに獲得した救援投手トリオも結果を出している。パドレスはポストシーズン争いで好位置につけており、ドジャースに差を詰めている。

直近の快進撃で7連勝を達成し、ドジャースに2.5ゲーム差まで接近している。チームの好調はブルペン陣の強化が大きく影響している。

松井裕樹、リーグ3人しかいない「新人で50登板以上」のうち防御率トップ3・42 パドレスは直近19戦17勝、首位ドジャースへ2・5差に迫る

 米誌スポーツイラストレーテッドは10日(日本時間11日)、「パドレスのブルペン陣がメジャーワーストからトップに」のタイトルで特集。7月19日まで8試合のリリーフ防御率8・88はメジャーワーストだったが、それ以降13試合の同2・05はメジャートップだと指摘した。

 「最近は(7月末の)トレード期限の前からいる数人のリリーバーが秀逸な働きをしている」と同誌。具体的に松井裕樹(28)、元阪神などでプレーした守護神ロベルト・スアレス、ジェレミア・エストラダとエイドリアン・モレホンの4人の名前を挙げた。

 松井はメジャー挑戦1年目の今季、52試合で3勝2敗9ホールド、防御率3・42。新人で50試合以上に登板しているのは松井も含めて3人しかいないが、その中でも防御率3・42はトップだ。また、直近10試合の防御率1・69は、同期間3・60の守護神スアレスを上回っている。

 また、同誌はトレード期限前にタナー・スコット、ブライアン・ホーイングとジェイソン・アダムの救援投手トリオを獲得したことにも言及。「3人ともまだ出番は少ないが、新天地で結果を出している。パドレスはここ数週間でドジャースとの差を縮めた。抜く可能性は低いとはいえ、最近の奮闘とブルペン強化により、ポストシーズン争いで好位置(ワイルドカード首位)につけている」と高評価した。

 パドレスは7月1日時点で同じナ西地区の絶対王者、首位ドジャースに7・5ゲーム差をつけられていた。だが、この日のマーリンズ戦も延長10回の末に9―8で制し、今季最長タイの7連勝。直近19戦17勝の快進撃で、ドジャースに2・5差まで詰め寄っている。(写真はAP)