一山麻緒「苦しいではなくうれしい」 女子マラソン51位 パリ五輪

AI要約

パリ・オリンピック最終日、一山麻緒選手が陸上女子マラソンに臨むも入賞ならず。

一山選手は、レース中に世界中の応援を感じながら走り、日本を背負って走れた喜びを述べる。

東京五輪とは異なるオリンピックの雰囲気を存分に楽しめた一山選手が、感謝の気持ちを表明。

一山麻緒「苦しいではなくうれしい」 女子マラソン51位 パリ五輪

 パリ・オリンピック最終日は11日、当地のパリ市庁舎―アンバリッド(廃兵院)の42・195キロで陸上女子マラソンが行われ、2021年の東京五輪8位の一山麻緒選手(27)=資生堂=は51位で、自身2大会連続の入賞はならなかった。レース後の主な談話は以下の通り。

 <フィニッシュの際は笑顔のように見えたが、レースを終えてどんな気持ちか>

 順位を見るとすごく惨敗なんですけど、走る前はすごく怖くて仕方がなかった。でも今日、実際に走ってみて、日本の方はもちろんなんですけど、世界中の方に日本を本当にたくさん応援してもらって、「日本ってすごく世界中から愛されているんだな」って感じました。そんな日本を背負って走れたことが本当にうれしかったです。

 <前回入賞した東京五輪は(新型コロナウイルスの感染拡大で)いろんな制限があった中、今回は五輪の雰囲気を感じられたか>

 はい。本当に東京五輪と全然違って、「これが本当のオリンピックなんだ」と走って肌で感じました。皆さんの応援が本当にうれしかったし、背中を押してもらいました。

 <東京五輪からの3年間をどう振り返るか>

 振り返ると、本当に苦しいことの方が多くて、もんもんとした3年間だった。今日は無事にスタートラインに立って、走っている時は本当に苦しいんですけど、それ以上にたくさんの方に応援してもらえた。「苦しい」ではなく「うれしい」という気持ちでこのマラソンを走ることができて、本当に最後までありがたいなっていう気持ちでゴールしました。