世界2位ガウフ 完敗で3回戦敗退「うまく戦えなかった」ストレート負けで16強逃す<女子テニス>

AI要約

第1シードのC・ガウフ(アメリカ)が、ナショナル・バンク・オープンで第14シードのD・シュナイダー(スイス)にストレートで敗れ、ベスト16進出ならず。

ガウフは今季好調で2位にランクインし、大会連覇も果たしたが、サービスゲームの安定せず敗退。

敗者のガウフは今大会への出場に疑問を示し、「うまく戦えたとは思えない」とコメント。準々決勝進出のシュナイダーに注目が集まる。

世界2位ガウフ 完敗で3回戦敗退「うまく戦えなかった」ストレート負けで16強逃す<女子テニス>

女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、WTA1000)は日本時間10日(現地9日)、シングルス3回戦が行われ、第1シードで世界ランク2位のC・ガウフ(アメリカ)は第14シードで同24位のD・シュナイダーに4-6, 1-6のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。

20歳のガウフは今季、1月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)で大会連覇を果たすとともにツアー通算7度目の優勝。その後は優勝こそないものの、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む5大会で4強入りするなど好調を維持すると6月10日付の世界ランキングではキャリアハイとなる2位を記録した。

そのガウフは今大会に第1シードとして出場。上位8シードは1回戦免除のため初戦となった2回戦では世界ランク72位のワン・ヤファン(中国)を6-4, 6-4のストレートで下し初戦を突破した。

しかし、3回戦、試合を通して8本のダブルフォルトを犯すなどサービスゲームが安定しないガウフはシュナイダーに8本のブレークポイントを握られ3度許す。リターンゲームでは1度のブレークポイントを掴むも活かせず、1時間10分で力尽きた。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにガウフのコメントを掲載。パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)直後の今大会に出場したことについて「プレーすべきだったかどうか疑問に思うこともある。でも結局、自分を試して、精神的に少し疲れ、肉体的にも疲れている状態で、自分ができるかどうかを見てみたかった」と語った。

「トーナメントに臨むにあたって、あまり期待はしていなかったけど今日はもっといいプレーができればよかったと思う。うまく戦えたとは思えないわ」

勝利したシュナイダーは準々決勝で第6シードのL・サムソノヴァと対戦する。サムソノヴァは3回戦で世界ランク35位のE・メルテンス(ベルギー)を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第3シードのJ・ペグラ(アメリカ)、世界ランク53位のP・スターンズ(アメリカ)、ラッキールーザーで本戦入りした同71位のT・タウンゼント(アメリカ)、同132位のA・アニシモワ(アメリカ)が8強に駒を進めた。