【RIZIN】未来の王者目指し「甲子園トライアウト」開始「勝っても負けても続けて」鈴木千裕

AI要約

第1回「RIZIN甲子園」トライアウトが始まり、選ばれた高校生約150人が参加。体力測定や自己PR、サンドバッグ打ちなどを行い、最終的に32人が選ばれる予定。

選ばれた32人はトーナメントに進み、8人が11月の決勝トーナメントに進出。決勝戦は大みそかのRIZINで行われる予定。

鈴木千裕王者から熱いメッセージが送られ、競技を諦めずに続けることの大切さが伝えられた。乱闘を禁止するアナウンスもあり、真剣に競技に取り組む姿勢が求められている。

【RIZIN】未来の王者目指し「甲子園トライアウト」開始「勝っても負けても続けて」鈴木千裕

 「RIZIN甲子園」第1回トライアウトが8日、都内で始まった。この日は書類選考で選ばれた高校年代の男子約150人が参加。午前中に体力測定、午後は自己PR、サンドバッグ打ち、相撲などが行われ、最終的に32人に絞り込まれる予定だ。

 32人が今月行われる「トライアウトトーナメント」で戦い、残った8人が11月の決勝トーナメントに進む。そして決勝戦は大みそかのRIZIN(さいたまスーパーアリーナ)のプレリミナリーファイトとして行われる。

 この日は体力測定に先立ち、RIZINファイティング・フェデレーション(FF)の榊原信行CEO(60)と、RIZINフェザー級王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)があいさつ。

 憧れのまなざしを向けられた鈴木は「僕もRIZINのアマチュア大会に出て優勝してRIZINのチャンピオンになることができたんですけど、全部きっかけが大事で、こういうRIZINの大会でもちろん優勝するのが一番ですけど、諦めないやつが結局残るんですよ。ここに今、大人数いますけど、勝ち負けはもちろんありますけど、でも負けても勝っても、ずっと続けてるやつが勝手に強くなってくるんで。練習したら1ミリでも1日でも強くなるんで、諦めないで競技を続けてください。で、最高のベストパフォーマンスで優勝してください。応援してます、頑張ってください」と熱いメッセージで少年たちを鼓舞した。

 その後、司会の鈴木芳彦アナから「乱闘を起こす方がいらっしゃいましたら、一発退場になります。そのキャラクターは全く求めておりませんので、真剣に皆さん自身と向き合って取り組んでいただきたいと思います」と「乱闘禁止」のアナウンスがあった。

 これについて榊原CEOは「そういう要素はプロとしては必要」と前置きした上で「BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)には彼らのコンテンツとしての魅力があるんですけど、僕らが今日求める部分はフィジカルとかテクニックとかメンタルとか、格闘技に対してなるべく真摯(しんし)に向き合って、才能があるかってことを見極めたいんで」と説明していた。