3冠王者・岡慎之助、自己採点は「90点」!報奨金で「個室サウナに行きたい」/体操

AI要約

岡慎之助が体操男子団体、個人、種目別鉄棒の3冠に輝き、平行棒で銅メダルを獲得。17歳ながら快挙を達成。報奨金利用や帰国後の予定も明かす。

岡は平行棒のメダルが特にうれしく、演技に満足している。団体では「自分のプログラム以上」とコメント。

報奨金は1770万円を受け取り、練習道具やサウナ利用などレベルアップに使う予定。帰国後はラーメンが食べたいと話す。

3冠王者・岡慎之助、自己採点は「90点」!報奨金で「個室サウナに行きたい」/体操

体操男子団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠に輝き、同平行棒で銅メダルを獲得した岡慎之助(20)=徳洲会=が種目別決勝から一夜明けた6日、パリ市内で記者会見した。4つのメダルを手にしたことで、日本オリンピック委員会(JOC)と日本体操協会から合わせて1770万円の報奨金が支給される。気になる使い道について、ニューヒーローは照れくさそうに明かした。

首にかけた4つのメダル。「重い…」と苦笑する岡は、初の五輪での偉業を振り返った。

「鉄棒の金より、平行棒のメダルの方が自分的にはうれしい。自分の体操の魅力が出せた演技だった。練習以上のものが出せてうれしい」

1大会3冠は1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来52年ぶり。メダル4個も84年ロサンゼルス五輪で5個を量産した具志堅幸司以来40年ぶりの快挙となった。大会を総括し「90点」ときっぱり。「平行棒で金を取れたら100点だった」と満点の自己採点はしなかった。

前夜は先月29日に金メダルを獲得した団体総合のメンバー全員で食事に行き、祝勝会をしたという。チームメートを「お兄ちゃん」と呼ぶ最年少の20歳は「日本に帰ってもお兄ちゃんたちと祝いたい」とほほ笑んだ。

JOCは今大会で金メダルを獲得した選手に500万円、銀200万円、銅100万円の報奨金を設定。日本体操協会は金50万円、銀30万円、銅20万円となっており、岡は合計1770万円を手にすることになる。

使い道を聞かれると「練習の道具だったり、疲労回復のために使ったりとか」とレベルアップの助けにしたいとつつ「サウナが好きなので、個室サウナに行きたい」と、ちょっとぜいたくな願望も打ち明けた。

帰国後にやりたいことについても「二郎系(ラーメン)が好きなんですよ。それは食べたいですね」と無邪気な笑顔。ニューキングは庶民派だった。(八木拓郎)