広島 3連敗で大失速止まらぬ9月3勝13敗…床田が乱調7敗目 打線は10安打1点

AI要約

広島はヤクルトに5-1で敗れ、3連敗を喫した。床田投手が乱調で5回10安打を浴び5失点。チームは9月に13敗目を記録し、4位転落の危機に瀕している。

床田投手は今季12勝目を逃し、ヤクルト相手に苦手意識を払拭できなかった。3連敗を喫し、シーズン終了まで厳しい戦いが続く。

床田投手は初回から失点し、連打を浴びる展開となった。チームは得点機を生かせず、残り13試合での逆転が求められる状況。

広島 3連敗で大失速止まらぬ9月3勝13敗…床田が乱調7敗目 打線は10安打1点

 ◇セ・リーグ 広島1―5ヤクルト(2024年9月19日 神宮)

 広島が9月3度目の3連敗。5位・ヤクルトに連敗し、今月13敗目(3勝)を喫した。今季24度目の先発登板となった床田寛樹投手(29)が5回10安打を浴び97球5失点とまさかの乱調。シーズン自己最多となる12勝目はならなかった。

 9月に入った時点では首位だったチームが、負けると0.5差の4位DeNAの巨人戦の結果次第では4位に転落する可能性がある一戦。負けられない試合にマウンドを託されたのは、今季ヤクルト戦4戦3勝0敗と“ヤクルトキラー”の床田だった。

 しかし、初回に小園が先制打を放ち1点リードで迎えた2回先頭の山田に12号同点弾を許すと、同点の4回には再び山田に勝ち越し犠飛を打たれた。1点ビハインドで迎えた5回には先頭の代打・青木に左前打を許し、長岡にも右前打を打たれ連打を浴び無死一、三塁とピンチを招く。続く増田を三ゴロに打ち取るも、1死一、二塁で迎えたサンタナに3球目の直球をバックスクリーンに放り込まれた。痛恨の3ラン被弾。青木の一打からボルテージが上がった神宮のマウンドで床田はぼう然と立ち尽くした。

 床田は5回97球5失点で無念の降板。中継ぎ陣は得点を許さなかったが、打線は2桁安打を放ちながらも拙攻続きで1得点だけ。DeNAが巨人に敗れたため4位転落は免れたが、過去に9月を首位で迎えたチームがBクラスでシーズンを終えたことはない。4連敗、6連敗に続く今月3度目の3連敗。残り13試合、負けられない戦いが続く。