【全日本】3冠王者・安齊勇馬「だからこそ認めてもらいたい」 最初の師匠・青柳優馬戦へ譲れぬ思い

AI要約

安齊勇馬が師匠である青柳優馬を超えるための戦いに挑む。青柳に対する感謝の気持ちや自身の成長への意欲が語られる。

安齊は3冠ヘビー級王座を獲得してから、さらなる成長を目指し、師匠のベルトを巻くことを目指している。

自己分析や挑戦者の訴えも交えながら、全日本プロレスの未来への思いや師匠を超える意気込みが語られている。

【全日本】3冠王者・安齊勇馬「だからこそ認めてもらいたい」 最初の師匠・青柳優馬戦へ譲れぬ思い

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が、師匠超えを果たす。

 ここまで5度の防衛を重ね、17日の東京・アリーナ立川立飛大会では青柳優馬(28)を迎え撃つ。安齊にとっては2022年の入門時にプロレスのいろはを教わった最初の師匠で、当時を「本当に怖かったんです。青柳さんの乗った車とかバイクのエンジン音がするだけで、ちょっと心拍数が上がるくらいでした」と振り返る。

 だが、今では「プロレスって危険なものじゃないですか。だからそういう厳しさが必要だったんだなって、後輩が入って初めて分かったんです」と感謝の気持ちでいっぱいだ。選手としても「教科書的存在」とし「リング上はもちろん、発言でも人を引きつけるじゃないですか。そういうところも含めて尊敬しているんです。だからこそ認めてもらいたいし、超えたい」と言葉に力を込める。

 3月の戴冠からこれまで腰にベルトを巻いていないのも「青柳さんに勝った時に初めて巻く」という思いがあるから。自身の未来を見据えても負けられない一戦になる。

「ベルトを取ってからは、自分のことで精いっぱいというか。強くなりたいとか、勝ちたいが全てになっているんです」と自己分析。一方の挑戦者は5日の会見で、3冠戦当日は新日本プロレスやノアも都内で興行を開催し「興行戦争」になるため、「プロレス連盟とかあるんだったら、大会がかぶらないように何とかしてほしい」と業界に訴える場面もあった。

 安齊は「青柳さんは広い目で見ているんですよ。自分もそういうふうに全日本プロレスが良くなるようにはどうするべきかを考えられるようにならないといけない。全日本を引っ張る王者に…」。師匠を倒し、成長の糧にできるか。