鷹木信悟、ザック・セイバーJr.を下し劇的勝利「まだまだ全盛期だろ?溌剌オジサンなめんなよ」

AI要約

新日本プロレスは8月3日に大阪で『G1 CLIMAX 34』第9戦を開催。

メインイベントでは鷹木信悟とザック・セイバーJr.の激しい戦いが展開。

鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンでザックを撃破し勝利を手にし、会場は興奮に包まれた。

鷹木信悟、ザック・セイバーJr.を下し劇的勝利「まだまだ全盛期だろ?溌剌オジサンなめんなよ」

新日本プロレスは8月3日 (土)、大阪・大和大学 大和アリーナにて『G1 CLIMAX 34』第9戦を開催した。

『G1 CLIMAX 34』

日時:2024年8月3日 (土) 13:30開場15:00開始

会場:大阪・大和大学 大和アリーナ

観衆:1,711人

メインイベント(第9試合)ではAブロック公式戦として、鷹木信悟(2勝3敗)とザック・セイバーJr.(4勝1敗)が激突。これまでの対戦成績は2勝2敗の互角であり、鷹木にとっては重要な一戦であった。

試合開始直後から、ザックは鋭いフロントキックで攻勢をかけるが、鷹木も力強いショルダータックルで応戦。序盤から技の攻防が続く中、鷹木は幾度もザックのサブミッション技を回避しつつ、着実に攻撃を積み重ねた。

中盤、ザックは鷹木の腕を集中攻撃し、アームブリーカーやネックツイストを繰り出す。これに対し、鷹木はスリーパーで応戦し、反撃の糸口を探る。両者の攻防に会場は興奮し、拍手が湧き起こった。

試合終盤、ザックは再びサブミッションで鷹木を追い込むが、鷹木はそのプレッシャーに耐え続けた。ザックの厳しい関節地獄の前にレフェリーストップ寸前の鷹木は最後の気力を振り絞りザックを担ぎ上げ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂させる。

この一撃でザックをマットに沈め、勝利を手にした。この結果により、鷹木は星を五分に戻し、次戦へと弾みをつけた。鷹木の粘り強さと闘志が光った一戦であった。

<試合結果>

▼メインイベント(第9試合) 30分1本勝負

『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦

鷹木信悟 〇(3勝3敗=6点)

vs

ザック・セイバーJr. ×(4勝2敗=8点)

16分13秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

鷹木「(※自ら持ち込んだイスに座り、しきりに右腕を気にしながら)41歳だろうが、20代だろうが30代だろうが、関係ねえよ。負けてたまるかって、この野郎! 余裕しゃくしゃくのザック、ザック、ザック・セイバー・ジュニアよ、久々のシングル、どうだったよ、溌剌オジサンは? なんも錆びてねえだろ? むしろ、強くなってんだろ? 俺はザックのことわかってんだよ。あいつがすごくて、強いレスラーってことはわかってんだよ。だがザック、忘れてもらっちゃ困るぜ。41歳溌剌オジサン、鷹木信悟、まだまだ! すごくて強いってこと、忘れてもらっちゃ困るからな。だがこれで、まだ勝ち越してねえんだよ。3勝3敗だ。なんの余裕もない。もう、ただやるだけだよ。残り3つ! SANADA、EVIL、ジェイク……まあ、あんまりデカイこと言うと、いつも通り足元すくわれっから。一戦一戦、全力で闘うまでよ。だが大阪でザックといえば、2年前、IWGP(世界ヘビー級王座)を懸けてやったな。俺はその時の試合を思い出したよ。鷹木信悟なんだ、オイ! まだまだやるんじゃないか、オイ! 誰だオイ、41歳、41歳老け込んでるとか言ったのは? 誰も言ってねえよ、バカ野郎! まだまだ全盛期だろ? オイ、溌剌オジサンなめんなよ。いつだって俺は! 元気、溌剌なんだよ。SANADA、SANADA、おとなしいんじゃないか、オイ? そんなんだったらオイ後楽園(8.6)、どうなっても知らねえからな」

ザック「(※フロアに座り込んで)これがザック・セイバーJr.の『G1』だ……。幸い、次の試合への準備はできている。ヴィーガンゼリー。タカギ……イツモゲンキダナ。チョウゲンキ……。わかってる。ドラゴン野郎シンゴ……あいつの時代はまだ終わってない。でもこの『G1』は俺のものだ、ドラゴン野郎め。まあ、とにかく今はもうこれ以上、ビッグ・フージ(藤田晃生)にプレッシャーを与えないようにしないといけない。でもちょっと、そのことばかり考えすぎてしまっていたかもしれない。フージが負傷したのも、タッグ戦で俺の体の負担を減らそうとしていたから。そしてあいつは俺にとってのチアリーダーだけではなく、フージは俺のチームメイトだ。俺はあいつの面倒を見ることを任されていた。ケガをさせないように意識していた。あいつのバーンアウトは俺の責任だ。俺の隣にいながら……ザック・セイバーJr.の『G1』の定番の形だ。これで4勝2敗。数年前だったら、もっと面白いほど、スーツを着たヤツらに対して大声をあげていただろう。今年は違う。俺はまだブロックトップにいる。『G1』を制覇する。心配ない。Bブロックにいるカナダ人のようにエモい状況には陥っていない。俺にもそんな状態だったこともあった。25年前か? 最高のエモいバンド……ザ・プロミス・リングとか、エンブレイスとかな。DEEP ELMレコードはEMO音楽の最高傑作だ。とにかく、この負けはしっかりと責任を持って受け止めて、前進する。TMDKのフロントマンとして、手本を示さないといけないからな。タカギ、褒めてやるよ。でも俺がブロックのトップだ。また会おう」

<写真提供:新日本プロレス>