延期も想定内、決勝は6日に タヒチ島で開催のサーフィン〔五輪〕

AI要約

仏領ポリネシアのタヒチ島で行われているサーフィン競技がコンディション不良のため延期されている。

競技日程の変更が相次ぎ、最終日の競技は5日(日本時間6日)に実施される予定。

サーフィンは自然を相手に行われる競技であり、柔軟な日程で開催されている。

延期も想定内、決勝は6日に タヒチ島で開催のサーフィン〔五輪〕

 仏領ポリネシアのタヒチ島で行われているサーフィンは、コンディション不良のため最終日の競技が延期されている。

 今大会は日程変更が相次ぎ、当初は7月30日に予定されていた男女の決勝は、5日(日本時間6日)に実施する方針。自然を相手に戦う競技ならではの柔軟な日程で開催されている。

 7月29日の競技3日目にも、波が荒れ始めたことから女子3回戦を中止。翌30日から2日間は、波の状態が競技に適さないため延期となった。会場のチョープーは、トンネル状の大波を特徴とする世界屈指のサーフスポット。国際サーフィン連盟の関係者は「サーフィンではいつものこと。待ってでも最高の条件で試合をした方がいい」と焦る様子はない。

 サーフィンが初めて五輪で開催された3年前の東京大会も、台風の接近のため、4日間で行う予定だった日程を3日間に短縮して実施した。東京で銀メダルの五十嵐カノア(木下グループ)は「(日程変更は)当たり前。これが普通っていう感じ。大会がない時は、気持ちのスイッチをオフにして過ごすだけ」と話す。

 競技日程が予測しづらいため、テレビ中継が難しい側面も持つが、若い世代からの注目が高い競技として、国際オリンピック委員会(IOC)の期待は大きい。フランス本土から約1万6000キロ離れた島は、間もなく大会のクライマックスを迎える。