お手本にしたい女子プロのスウィングは? 2試合連続優勝した川﨑春花の"ある動き"がゴルフ上達に欠かせない理由
グリップの重要性を学び、次はクラブを持った動きに取り組む準備が整った。
川﨑春花プロのスイングから学ぶポイントを理想として挙げ、体重移動や振り抜きの重要性を強調。
川﨑プロのスイングを参考にしながら、ハーフスウィングを意識して練習を続けていくことが大切。
レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「マネねしたい女子プロのハーフスウィング」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑮】
原田 前回で「良いグリップの要素」A、B、C、Dを修了しました。しっかりマスターできましたか?
GD まだまだですけど、グリップの大切さは痛いほど分かりました。これからはグリップをおろそかにせず、常に正しい握り方を意識していきたいと思っています。
原田 それに気がついてくれれば、こちらとしてもうれしいですね。さて、正しいグリップへの取り組み方が一段落したので、とりあえずクラブを振る前の準備はできたはずですね。
GD ということは、今回からは実際にクラブを持った動きに入っていくわけですね?
原田 そうです。まずはクラブを持った動きの手始めとして、ハーフスウィングから取り組んでいきましょうか。
GD ハーフスウィングはこの連載の開始直後に取り組んだんですけど、途中で体幹ターンやグリップの重要性を学ぶ必要があったため、一時置いてきた感じになっていました。
原田 あれからちょっと間が空いちゃったから、ハーフスウィングの段階でも十分参考になるプロの良い動きというものを目で確認したほうがいいかな。
GD あ、前に原田プロがいいスウィングをしていると高く評価していた川﨑春花プロですか。あれから川﨑プロは2試合連続優勝を果たしましたね。しかも"大東建託"では通算28アンダーのツアー新記録も樹立して。
原田 川﨑プロの動きでね、アマチュアが見習ってほしい点がいくつかありますので、それを説明します。まず、バックスウィングの途中でシャフトが地面と平行になったとき、後方から見てシャフトがヘッドと重なって見えないんです。また、そのときのヘッドのリーディングエッジの向きが背骨の角度と同じになっています。そこから上げていくトップの位置も素晴らしいです。
GD 右足土踏まずとかかとの間の真上に上がっていいますね。
原田 それが理想の位置なんです。それとね、左へ振っていくときも、しっかりと左足に体重が乗って、それに手がついてきて振り抜いています。だから華奢(きゃしゃ)に見える体でも飛ぶってことです。
GD 確かに川﨑プロは原田プロのカリキュラムで私たちが学んできたことが、しっかりとできていますね。これからも常に動画などでチェックして参考にしていきたいです。