フェースを開いて激スピンで止める‼ 『最適なソールとバンス』は何だ!?

AI要約

ウェッジ選びのポイントは、自分のプレースタイルに合ったソール形状のウェッジを選ぶこと。

スピンをかけてボールを止めたい場合は、フェースを開きやすいウェッジを選ぶ。一方、ミスを減らして安定して寄せたい場合は、ソールが滑るウェッジを選ぶ。

自分がフェースを開いてスピンをかけるタイプなのか、スクエアに構えてダウンブローに振ってピッチ&ランを打つタイプなのかを見極めてウェッジを選ぶことが重要。

フェースを開いて激スピンで止める‼ 『最適なソールとバンス』は何だ!?

アプローチでスピンをかけてイメージ通りにボールを止めたい人は、フェースを開きやすいウェッジ。ミスを減らして安定して寄せたい人は、フェースを開かなくてもソールが滑るウェッジを選ぼう。

ウェッジ選びで最も重要なのは、自分のプレースタイルに合うモデルを選ぶこと。そのためには、まずソール形状を見る必要があるとギアに詳しいプロ海老原秀聡は言う。

 「アプローチでよりスピンをかけるためには、フェースを開いてロフト角を増やす必要があります。よって、スピンでボールを止めたい人には、フェースを開いたときにソールが跳ねずに抜ける、ソール幅が狭くてバンス角が少ないウェッジが合います。フェースを開いてもリーディングエッジが浮きにくくソールが跳ねにくいです」(海老原)

ちなみに、キャリーで50ヤードの距離を、海老原がスクエアに構えて打ったときと、フェースを30度開いて打ったときのスピン量を比較。フェースを30度開いたときの方がスクエアに構えたときよりも、約2,000回転スピン量が増える結果となった。

「また、アプローチでフェースを開いて打つのが苦手な人や、ダフリやザックリが出やすい人は、真っすぐ構えて打っても刃が刺さらず、ボールの手前をダフっても距離が落ちない、ソール幅が広くてバンス角が多いウェッジを選びましょう」(海老原)

キャリーで50ヤードを打ったとき、スクエアに構えてボールの5センチ手前をダフると、飛距離がどれくらい落ちるかを海老原の試打で実験してみた。幅広ソール&ハイバンスは40~ 45ヤード、幅狭&ローバンスは15~ 20ヤードと半分も飛ばない結果となった。

自分がフェースを開いてレベルに振ってスピンをかけるタイプなのか? スクエアに構えてダウンブローに振ってピッチ&ランを打つタイプなのか? 見極めてウェッジを選ぶことをオススメしたい。

■試打・海老原秀聡

えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している

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●アプローチはスコアメイクの肝と言える。ウェッジ選びに困る人は、関連記事【フェースを開いて激スピンで止める? ザックリを防いでミスなく寄せる? 最新ウェッジ30機種を完全解剖】を読めば、アナタのベストウェッジが分かるかも?