【F1】レッドブル、不振ペレスの更迭見送り 製造者部門3連覇へ「2台そろってパフォーマンスが不可欠」ホーナー代表が復調厳命 

AI要約

レッドブルF1は、不振が目立つセルジオ・ペレスの更迭を見送った。マックス・フェルスタッペンとのポイント差を埋め、製造者部門トップでの3連覇に向けて、ペレスに残留を決定。

ペレスには、後半戦でのパフォーマンス向上が求められる。ホーナー代表がペレスに復調を厳命し、フェルスタッペンとのチーム力を高めるよう要求。

ビザ・キャッシュアップRBに焦点が移り、リカルドの解雇危機。後任候補としてリアム・ローソンや岩佐歩夢が挙がり、イタリアのテスト結果次第で動きがある可能性。

【F1】レッドブル、不振ペレスの更迭見送り 製造者部門3連覇へ「2台そろってパフォーマンスが不可欠」ホーナー代表が復調厳命 

 【リスボン=ルイス・バスコンセロス】レッドブルF1は、不振が目立つセルジオ・ペレスの更迭を見送った。前半戦最後となった第14戦ベルギーGP翌日の29日にチーム首脳陣が協議して決定。クリスチャン・ホーナー代表は同日、ファクトリーのスタッフに「ペレスはレッドブルで今季のF1チャンピオンに輝く」と宣言した。

 ペレスはベルギーGPでも2番手スタートから7位に終わった。直近8戦では、141ポイントを獲得した同僚マックス・フェルスタッペンに対し、わずか28ポイント。チームは製造者部門1位を守るものの、2位マクラーレンに42ポイント差に迫られた。

 同部門3連覇を果たすには、フェルスタッペン1人の活躍では足りない状況。ホーナー代表は「今季序盤のように2台そろってパフォーマンスを発揮しなければ」と注文をつけ、ペレスに後半戦での復調を厳命した。

 ペレスの残留が決まったことで、焦点は姉妹チームのビザ・キャッシュアップRBに移る。角田裕毅の同僚ダニエル・リカルドが解雇の危機にあり、リザーブのリアム・ローソンと岩佐歩夢が後任候補に挙がる。4人は31日にイタリアのイモラサーキットでテストに臨む予定。その結果次第で、何らかの動きがあるかもしれない。