ペレスはシーズン後半戦もレッドブルに残留へ。首脳陣が決断、従業員に報告との報道。RBリカルドのシートも変更なし

AI要約

レッドブル・レーシングは、F1ベルギーGP翌日の月曜日、セルジオ・ペレスをシーズン途中で降ろすかどうかについて協議し、サマーブレイク後も彼を残すことを決定した。

ペレスの成績が低迷し、解雇の可能性が出ていたが、チームは後半戦にも彼を続投させることを決定した。

ペレスの後任にはダニエル・リカルドやリアム・ローソンの名前が挙がっていたが、チームは現状のラインアップに変更はないと述べた。

ペレスはシーズン後半戦もレッドブルに残留へ。首脳陣が決断、従業員に報告との報道。RBリカルドのシートも変更なし

 レッドブル・レーシングは、F1ベルギーGP翌日の月曜日、セルジオ・ペレスをシーズン途中で降ろすかどうかについて協議した結果、サマーブレイク後も彼を残すことを決めたといわれる。

 ペレスは5月以降、低迷が続き、第7戦エミリア・ロマーニャGP以降の最高位は7位で、予選では4回Q1落ちを喫している。そのため、すでに2026年末までの契約を結んでいるペレスだが、チームは彼を今シーズン途中にも解雇するのではないかという推測が生まれていた。

 チーム代表クリスチャン・ホーナーとレッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、7月29日に会合を持ち、ペレスの今後についての話し合いを行い、その結果、彼を後半戦にも残すことを決めたと、『BBC』など複数のメディアが伝えた。

 ホーナー代表は、29日にファクトリーで従業員に対して、次のようなスピーチを行い、ペレスの続投を表明したという。

「チェコについては、最近憶測が生まれていたが、彼はレッドブル・レーシングのドライバーであり続ける」

「我々はサマーブレイク後、彼が以前優れた成績を残したトラックで良いパフォーマンスを発揮するのを見るのを楽しみにしている」

 レッドブルのライバルたちのパフォーマンス向上により、フェルスタッペンはこの4戦、勝利から遠ざかっている。さらにペレスが過去8戦で合計28点しか獲得していないことで、コンストラクターズ選手権で首位のレッドブルと2位マクラーレンとの差は42点にまで縮まり、レッドブルにとっては深刻な状況だ。

 ペレスを他ドライバーと交代させるという説が出た際に、後任候補として、RBのダニエル・リカルドとリザーブドライバーのリアム・ローソンの名前が挙がっていた。

『BBC Sport』によると、今回のミーティングでは、ペレスの去就とともに、RBのラインアップについても議題に上ったということで、チームの広報担当者は、角田裕毅とリカルドというRBのラインアップに変更はないと述べたという。

 リカルドも、調子が安定せず、ペレスの後任として名前が挙がる一方で、一時は、シーズン途中で降ろされる可能性があるとも言われていた。一方、角田はすでに2025年にRBに残留することが決まっている。

[オートスポーツweb 2024年07月30日]