【バスケ】100点ゲームで米国に初戦完敗…恩塚監督「足停滞した」 3Pシュートでは見せ場

AI要約

21年東京五輪銀メダルの日本は、米国に敗れる。指揮官は戦術の良し悪しを挙げる。

日本は3ポイントシュートで米国に対抗し、決定率も大きく上回る。

日本は次の試合に向けて準備を進め、史上初の金メダルを目指す。

【バスケ】100点ゲームで米国に初戦完敗…恩塚監督「足停滞した」 3Pシュートでは見せ場

<パリオリンピック(五輪):バスケットボール・アメリカ102-76日本>◇29日◇女子1次リーグC組◇ピエール・モロワ競技場

 21年東京五輪銀メダルで世界ランク9位の日本は、五輪7連覇中で同1位の米国に76-102で力負けした。五輪55連勝中の米国の勢いを止められず、1次リーグ初戦を落とした。

 恩塚亨監督(45)は「前半は狙い通りにいけた。プレッシャーをかけて(相手の動きを)停滞させてリズムを崩すところについては、コントロールできていた」と手応えを示しつつ、「後半はインサイドにこだわって、足が停滞してしまった」と課題を挙げた。

 東京五輪決勝カードの再現となった初陣。PG宮崎早織、SG山本麻衣、SF林咲希、PF馬瓜ステファニー、PF馬瓜エブリンのスタメンで臨んだ。序盤から主導権を握られる中、第2クオーター(Q)では山本や高田真希らの3点シュートで一時は6点差に迫った。ただ米国の高さのある攻撃に苦しみ、徐々に引き離された。第3Qで29失点、第4Qで23失点し、100点ゲームで完敗した。

 一方で日本が武器とする3点シュートは、米国相手にも力を発揮。米国が4本にとどまったのに対し、日本は15本に成功。決定率も38%を誇り、相手の20%を大きく上回った。指揮官も「東京五輪の時には、シューターがシュートを打てないことがあった。そうならないよう、足を止めずにチャンスをつくって戦い抜くことはできていた」とうなずいた。

 12チームが出場する今大会は、3組に分かれて1次リーグを実施。各組2位までと、3位3チームのうち上位2チームの計8チームが決勝トーナメント(準々決勝)に進む。日本は8月1日の第2戦でドイツ(世界ランク19位)、同4日の第3戦でベルギー(同6位)と対戦。日本は史上初の金メダルを目指している。