「さきのあの度胸はすごい!」なでしこレジェンドにして売れっ子タレントが強心臓の主将を激賞! 決勝弾の19歳は…【パリ五輪】

AI要約

なでしこジャパンがブラジルを2-1で破り、逆転劇を演じた。

熊谷と谷川の活躍が際立ち、世界一への期待が高まる。

丸山桂里奈氏も興奮し、後輩たちにエールを送る。

 なでしこジャパンは現地時間7月28日、パリ五輪のグループステージ第2戦で、強豪のブラジルと対戦。2-1で激闘を制し、今大会初勝利を挙げた。

 3日前にスペインとの初戦を1-2で落とした日本は、45+3分に田中美南がPKを失敗した後、56分に先制を許す。しかし、粘り強く反撃を続けるなか、90+2分に今度は熊谷紗希がPKをきっちり成功させ、土壇場で同点に追いつく。

 これで俄然勢いに乗ると90+6分、直前に果敢な仕掛けでPKを獲得していた谷川萌々子が、前に出ていたGKの上を越す、鮮やかなロングシュートで勝ち越し点をマーク。長らく記憶に残る、あまりにドラマチックな逆転劇を完成させた。

 1人MVPを選ぶとすれば、インパクト的にも途中出場で大仕事をやってのけた19歳、谷川になるかもしれない。ただ当然、重責を担い、見事にタスクを全うした熊谷の活躍も見逃せない。

 振り返れば、2011年にPK戦の末にアメリカを下し、ワールドカップ制覇を果たした際、最後にキッカーを務めたのは、熊谷だった。元来、プレッシャーには人一倍強いキャプテンだ。

 同じくワールドカップ優勝メンバーの丸山桂里奈氏は、その点を強調する。X(旧ツイッター)を更新し、次のように綴った。

「谷川選手のゴール素晴らしかったけど、その前のさきのpkがなきゃなかったはずだからとにかくさきのあの度胸はすごい!

 そして、谷川選手は19歳。考えてみたらあたしは19歳で初めてA代表選ばれた!こんなプレーできなかった。本当に色んな意味で楽しみだしすごい逸材だ」

 今日では売れっ子タレントとして、お茶の間を沸かせている丸山氏は大興奮の様子だ。「ねー明日起きれないかも笑。もう後2時間半後だよ、起きるの。オリンピック出てるとわからないけど、応援てこんなにみんな徹夜なんだなー聞いてはいたけど改めて皆さんありがとうございます」と伝えつつ、ポテンシャルに溢れた後輩たちへエールを送った。

「ただ次のナイジェリア戦もすごく大事。そして、まだ予選。決勝トーナメントでどうなるか!だから、気持ち切り替えて頑張ってほしい」

 世界一を知る熊谷が牽引するなでしこジャパンは、再び頂点に立てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部