2着ウイングレイテストの松岡騎手はムチの過剰使用で騎乗停止に/アイビスSD

AI要約

直線1000メートルの新潟で行われたアイビスSDは、2番人気のウイングレイテストが健闘し2着に入った。

ウイングレイテストは直線競馬史上初の59キロ連対を達成し、G2勝ち馬の実力を見せつけた。

しかし、競走後のムチの使用で騎乗停止処分が科された松岡騎手は、サマージョッキーシリーズのポイントは加算されない措置となった。

2着ウイングレイテストの松岡騎手はムチの過剰使用で騎乗停止に/アイビスSD

<アイビスSD>◇28日=新潟◇G3◇芝直線1000メートル◇3歳上◇出走18頭

 初の直線競馬となった2番人気ウイングレイテスト(牡7、畠山)は首差2着に健闘した。

 発馬と同時に松岡騎手が手綱をしごいて、5番手へ。いったんは抜け出したが、ゴール寸前で勝ち馬モズメイメイに前に出られた。59キロを背負った馬の連対は直線競馬では史上初。函館スプリントS2着に続く重賞2着で、G2勝ち馬の地力は見せた。松岡騎手は「スタートも決まっていい競馬ができた。勝ちたかったんだけどね。結果だけが残念。59キロでも頑張ってくれた」と話した。

 なお、松岡騎手は競走後半での御法(ムチの使用)について、騎手としての注意義務を怠ったものと認められ、8月10日の騎乗停止処分が科された。これまでムチの過剰使用で累積制裁が科されており、今回はレース中に2度のムチの過剰使用(2完歩あけることなく、5回を超えてムチを連続して使用すること)が認められていた。ムチの過剰使用による騎乗停止適用は今年の1月1日から。今回が初めてのケースとなった。

 アイビスSDはサマースプリントシリーズ第3戦。ウイングレイテストには2着馬に与えられる5ポイントが加算されるが、このレースで騎乗停止となった松岡騎手には、今回はサマージョッキーシリーズのポイントは加算されない。