パリ五輪男子サッカー第2戦、日本とスペインが準々決勝進出決定! 波乱のグループBは大混戦【27日結果まとめ】

AI要約

パリオリンピック2024の男子サッカー競技の試合結果について報告された。

各グループでの試合結果と注目のプレーが詳細に紹介された。

日本代表がマリを1-0で下し、パラグアイがイスラエルに4-2で勝利して準々決勝進出を果たした。

パリ五輪男子サッカー第2戦、日本とスペインが準々決勝進出決定! 波乱のグループBは大混戦【27日結果まとめ】

 パリオリンピック2024の男子サッカー競技が現地時間27日に行われた。

<グループA>

■フランス 1-0 ギニア

 ティエリ・アンリ監督率いる開催国のフランスは、初戦のアメリカ戦に続き、ギニアにも苦戦を強いられた。押し込む時間帯は長かったものの、決定機を決めきれずにいると、41分にセットプレーからギニアMFアブドゥライェ・トゥーレにゴールネットを揺らされる。ただ、これはオフサイドの判定となり、得点は認められなかった。その後、なかなかゴールをこじ開けられなかったフランスだが、75分にMFミカエル・オリーズのクロスからDFキリアン・シルディリアがヘディングでネットを揺らした。これが決勝点となり、フランスが1-0で接戦をものにした。

■ニュージーランド 1-4 アメリカ

 試合はキックオフからわずか6分で動いた。セットプレーの流れからペナルティエリア内でアメリカDFネイサン・ハリエルが倒されてPKを獲得すると、これをMFジョルジェ・ミハイロヴィッチが決めて、アメリカが先制に成功。12分にはアメリカが再びセットプレーから追加点を決め、30分にはFWジャンルカ・ブシオがこぼれ球を押し込んで、前半のうちに3点差に。後半はアメリカがダメ押しの4点目を奪ったあと、ニュージーランドも1点を返したが、反撃はここまで。アメリカが勝ち点3を積み上げた。

【グループA順位】

1位:フランス(勝点6/+4)

2位:アメリカ(勝点3/0)

3位:ニュージーランド(勝点3/-2)

4位:ギニア(勝点0/-2)

<グループB>

■アルゼンチン 3-1 イラク

 モロッコに敗れて波乱の幕開けとなったアルゼンチンと初戦でウクライナに勝利したイラクが対戦。アルゼンチンの背番号「10」MFティアゴ・アルマダが見事なボレーシュートを決めて先制に成功するも、イラクが前半終了間際にオーバーエイジFWアイメン・フセインのヘディング弾で同点に追いつく。苦戦を強いられたアルゼンチンだが、62分にFWルチアーノ・ゴンドウが勝ち越し点を決めると、84分にはFWエセキエル・フェルナンデスが追加点。3-1でイラクを下し、アルゼンチンが今大会初勝利を飾った。

■ウクライナ 2-1 モロッコ

イラクに敗れて黒星スタートとなったウクライナとアルゼンチンを撃破したモロッコが激突した。ウクライナは22分に先制点を奪い、前半を1点リードで折り返すも、59分にモロッコにPKを献上。オンフィールドレビューの結果、一発レッドで数的不利になったうえ、FWソフィアン・ラヒミにPKを決められて同点に追いつかれる。それでも後半アディショナルタイム8分、FWイーホル・クラスノピルが決勝ゴールを決めて、ウクライナが2-1で勝利した。この結果、グループBは2試合を終えて4チームが勝ち点3で並ぶことになった。

【グループB順位】

1位:アルゼンチン(勝点3/+1)

2位:モロッコ(勝点3/0)

3位:ウクライナ(勝点3/0)

4位:イラク(勝点3/-1)

<グループC>

■ドミニカ共和国 1-3 スペイン

 初戦でウズベキスタンに勝利したスペインは、エジプトと引き分けたドミニカ共和国と対戦。MFフェルミン・ロペスの得点で幸先よく先制したあと、MFアンヘル・モンテス・デ・オカに同点弾を奪われたものの、後半にMFアレックス・バエナが勝ち越し点、途中出場のDFミゲル・グティエレスが追加点を決めて、3-1で勝利。スペインのグループステージ突破が決定した。

■ウズベキスタン 0-1 エジプト

 先制点は11分にまさかの形で生まれた。エジプトFWオサマ・ファイサルのシュートがポストに跳ね返ると、ウズベキスタンDFムハマドコディル・ハムラリエフのクリアがエジプトFWコカに当たってゴールに吸い込まれ、エジプトが先制に成功する。その後、30分にウズベキスタンMFアボスベク・ファイズラエフがクロスからゴールネットを揺らすも、オフサイドで得点は認められず。試合はこのままエジプトが1点差を保って勝利を収めた。

【グループC順位】

1位:スペイン(勝点6/+3)

2位:エジプト(勝点4/+1)

3位:ドミニカ共和国(勝点1/-2)

4位:ウズベキスタン(勝点0/-2)

<グループD>

■日本 1-0 マリ

 南米王者のパラグアイに5-0で快勝した日本は、初戦でイスラエルと引き分けたマリと対戦した。難しい試合展開となったが、82分に山本理仁が2試合連続ゴールを決めて先制に成功。後半アディショナルタイムにPKを献上するも、マリFWシェイクナ・ドゥンビアが失敗し、1-0で勝利。この結果、2大会連続の準々決勝進出が決定した。

■イスラエル 2-4 パラグアイ

 日本に初戦で敗れたパラグアイは、イスラエルと壮絶な得点の取り合いを演じた。25分にFWマルセロ・フェルナンデスが先制点を奪うも、53分に同点に追いつかれ、69分にブライトンMFフリオ・エンシソが勝ち越し点を奪うが、80分に再び追いつかれる。このまま引き分けで終わるかと思われた後半アディショナルタイム、DFファビアン・バルブエナ、FWマルセロ・フェルナンデスが立て続けにゴールを決め、4-2で激闘を制した。

【グループD順位】

1位:日本(勝点6/+6)

2位:パラグアイ(勝点3/+1)

3位:マリ(勝点1/-1)

4位:イスラエル(勝点0/-2)