U-23日本代表 パラグアイに5-0の快勝!56年ぶりのメダル獲得に向けて好スタート【パリ五輪 男子サッカー】

AI要約

サッカーU23日本代表がパラグアイ代表を5-0で破り、パリ・オリンピック2024のグループステージD組の初戦に勝利した。

三戸舜介と藤尾翔太が2得点ずつを挙げる活躍を見せ、大会出場16チームの中で唯一OA選手を抜きで戦う日本は堅実なプレーで勝利を収めた。

日本代表は一体感と連携を生かし、セットプレーも決まるなど着実に得点を重ね、名実共に優勝候補の一角として期待されている。

U-23日本代表 パラグアイに5-0の快勝!56年ぶりのメダル獲得に向けて好スタート【パリ五輪 男子サッカー】

サッカーU23日本代表は7月24日、パリ・オリンピック2024のグループステージD組の初戦でパラグアイ代表とフランスのボルドーで対戦し、退場者を出した相手にMF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)と途中出場のFW藤尾翔太(町田)が2得点ずつを決めるなど5-0と快勝。

56年ぶりのメダル獲得に向けて好スタートを切った。

大会出場16チームのなかで唯一、年齢制限のないオーバーエイジ(OA)選手抜きで戦う日本だが、優勝で8大会連続でのオリンピック出場を決めたU23アジアカップなどを通してチームが築いてきた一体感と連携は健在。

落ち着いた試合運びを見せて、チームが得意とするセットプレーもはまって、得点を重ねた。

先発はGK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)、DF関根大輝(柏)、DF高井幸大(川崎)、DF木村誠二(鳥栖)、DF大畑歩夢(浦和)を最終ラインに並べ、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)を中央に右にMF山本理仁(シントトロイデン)、左に三戸を配して中盤を構成。

前線にはFW細谷真大(柏)をトップに、右に町田からブリストルへ移籍が決まったFW平河悠、左にFW斎藤光毅(ロンメル)という布陣で臨んだ。

パラグアイはブラジルやアルゼンチンという強豪を抑えて南米予選を1位で突破して、銀メダルを獲得した2004年大会以来の五輪舞台へ復帰した。

今回、GKとセンターバックにOA選手を起用し、大会直前にはイングランドのプレミアリーグ、ブライトンで10番をつけるFWフリオ・エンシソも招集して臨んだ。

先制したのは日本。前半19分、斎藤が左サイドで送ったスルーボールに大畑が走り込み、ペナルティボックス左からフリーの三戸へマイナスのボールを送ると、細谷が前線で相手DFをブロックしてスペースを確保。

三戸は相手GKの動きを冷静に見て右足を振り、ゴールネットを揺らした。

三戸は、「左サイドから自分たちが狙いとしているポケットをとって、大畑選手から折り返しをもらった。うまくきめることができてよかった」と試合後に振り返った。

その後も積極的に仕掛ける日本に対して、パラグアイはファウルで止める場面が多く、25分にはMFウィルダー・ヴィエラが平河の足を踏みつけ、VARチェックの結果、レッドカードで退場になる。

このプレーで足を痛めた平河は、この数分後に担架でピッチをあとにし、代わりにFW佐藤恵允(ブレーメン)がピッチに立った。

数的不利で守備を固めながらカウンターを狙うパラグアイに対して、日本は最終ラインでボールを保持。前半終盤は攻撃がスローダウンするが、後半に入ると再び攻勢に出て、細谷や大畑が相手ゴールを脅かす場面を作る。

そして63分、斉藤がペナルティボックス左から上げたクロスに、「(斎藤選手が)クロスを上げる前に目が合っていた。

ドンピシャのボールがきた」という三戸がダイビングヘッドで合わせて2点目をマーク。6分後には右サイドの仕掛けから左に展開して山本が得点。一気に2得点を畳みかけて大勢が決した。

日本はこの後、70分過ぎにMF荒木遼太郎(F東京)、藤尾、MF川崎颯太(京都)を投入。さらに終盤には左サイドバックにDF西尾降矢(C大阪)を送り込む。

すると、81分に荒木のFKに藤尾が頭で合わせて4-0とし、さらにその6分後にはハーフウェイライン付近からの細谷のパスに藤尾が反応。

ドリブルで持ち上がって相手GKと1対1になると、狙いすまして右足を振り、2連続ゴールをマーク。日本は5-0として試合を終えた。