【パリ五輪】52年ぶりの金メダル目指すバレー男子、痛恨の黒星発進 第4セット、ドイツ2度のチャレンジ成功が潮目 逆転許す

AI要約

世界ランキング2位の日本がパリ五輪初戦で3-1でドイツに勝利し、金メダルを目指す姿勢を見せた。

日本はファンのサポートを受け、会場内での歓声を受けながら試合を進め、激闘の末に勝利を収めた。

日本代表は今後、アルゼンチンと米国との試合が控えており、準々決勝進出に向けて全力を尽くす。

【パリ五輪】52年ぶりの金メダル目指すバレー男子、痛恨の黒星発進 第4セット、ドイツ2度のチャレンジ成功が潮目 逆転許す

 ◆パリ五輪・男子バレーボール1次リーグC組 日本3―1ドイツ(27日、パリ南アリーナ)

 世界ランキング2位でパリ五輪を迎えた日本が初戦のドイツ戦に臨み3―1(17―25、25―23、25―20、28―30、13―15)で勝利した。開幕前は世界1位のポーランドに勝利し、ネーションズリーグでは銀メダルを獲得。1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりの金メダルを見据え、優勝候補の一角として臨んだ五輪で順調に滑り出した。

 会場のパリ南アリーナには大勢の日本ファンの姿があり、日本が得点をマークするたびに同アリーナ内に設けられた仮設スタンドが揺れるほどの歓声が上がった。

 日本のスタメンは石川祐希(ペルージャ)山内晶大(大阪ブルテオン)西田有志(大阪ブルテオン)高橋藍(サントリー)小野寺太志(サントリー)関田誠大(ジェイテクト)リベロの山本智大(大阪ブルテオン)。

 第1セットは日本にミスもあり、ドイツの粘り強いレシーブも光って主導権を握られた。西田が気を吐き得点を重ねたが及ばず17―25で奪われた。

 第2セットは西田の得点で先制すると、石川のバックアタックなどで先行するも、シーソーゲームに持ち込まれた。それでも最後は石川が決めて25―23と取り返した。第3セットは序盤から高橋の得点や山内のブロックも決まり主導権を握ると、そのまま押し切り逆転した。

 第4セットはリードを許す展開から西田の左腕からの強烈なアタック、山内のブロック、石川のサービスエースなどで応戦。石川のバックアタックで20-20に追い付き、24-24からの攻防で日本のポイントをドイツにチャレンジで2度取り返されるなどして、このセットを取られた。

 15点先取の第5セットは流れをドイツに渡し、先行を許す展開に。4-8の苦しい状況から小野寺のサービスエース、石川のスパイクなどで追いすがったが、突き放された。

 C組の日本は31日にアルゼンチン、8月3日に米国と対戦する。米国は2016年リオデジャネイロ五輪で、アルゼンチンは21年東京五輪で3位の実績がある。1次リーグは総当たりで戦い、各組2位までと3位のうち上位2チームの計8チームが準々決勝に進出する。

 A組は前回優勝の地元フランス、世界3位のスロベニア、カナダ、セルビア。B組は世界1位のポーランド、22年世界選手権王者のイタリア、リオ五輪優勝のブラジル、エジプト。

◆男子日本代表の五輪全成績

開催年  成 績 開催地

1964年  銅  東 京

1968年  銀  メキシコ

1972年  金  ミュンヘン

1976年 4 位 モントリオール

1980年  ―  モスクワ

1984年 7 位 ロサンゼルス

1988年 10位 ソウル

1992年 6 位 バルセロナ

1996年  ―  アトランタ

2000年  ―  シドニー

2004年  ―  アテネ

2008年 11位 北京

2012年  ―  ロンドン

2016年  ―  リオデジャネイロ

2021年 7 位 東京

2024年  ?  パリ

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