三戸先制シュートの道を作った細谷真大「いいところで舜ちゃんがもらえていたので」
U-23日本代表がU-23パラグアイを5-0で破り、初戦を勝利で飾った。
細谷真大や三戸舜介の活躍により、攻撃面での献身的なプレーが光った。
チームは仲間の離脱を背負いながらも、マリとのリベンジマッチに向けて課題を克服し次節に臨む。
[7.24 パリ五輪GL第1節 U-23日本 5-0 U-23パラグアイ ボルドー]
先制ゴールの道を作った。U-23日本代表FW細谷真大(柏)は前半19分、MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)のシュートコースを作るように体を張った。「いいところで舜ちゃんがもらえていた。舜ちゃんの良さはパンチ力のあるシュート。うまくCBを抑えていい形で打ってもらった」と高い献身性をのぞかせた。
試合開始からボールを握った。相手の4-4-2のミドルブロックに対し、日本は巧みにボールを動かしながら背後を狙う。「(背後は)相手も嫌がっていると感じていた。いくつか抜けられるチャンスはあった」(細谷)。先制点を始め、多くのチャンスはPA左右に入り込んだところから生まれていた。
初戦直前に離脱した仲間の思いを背負う。DF半田陸(G大阪)が負傷のために初戦前日の23日にメンバーリストから外れた。とはいえ即帰国ではなく、試合前には半田からチームへ「がんばってください」と一言エールをもらったという。
「みんなも陸のためにというのもある。来れなかった人たちの分まで優勝して、結果で見せていけたら」(細谷)
1人退場したパラグアイに対して危なげなく試合を運んだように見えても、選手たちは課題を見出す。細谷は「1人少なくなったときの自分たちのボール回しの質は今日出た課題。ゆっくりになるとイージーミスが増えてしまう」と振り返った。27日の第2節では3月に敗れたマリとの再戦。課題を修正して、リベンジマッチに臨む。
