ドローンで偵察問題のカナダ女子代表、初戦勝利も監督がオリンピックチームから追放&職務停止処分に
カナダサッカー協会はパリ・オリンピックに臨むカナダ女子代表の監督を外すことを発表。
監督とアシスタントコーチがドローンを使用してスキャンダルが勃発し、資格停止処分を受けた。
CSAはプリーストマン監督を職務停止にし、アシスタントコーチを新しい監督として任命。
カナダサッカー協会(CSA)は25日、パリ・オリンピックに臨むカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督をチームから外すことを発表した。
カナダ女子代表は、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得。2012年のロンドン五輪、2016年のリオ・デ・ジャネイロ五輪では銅メダルを獲得しており、4大会連続のメダルと五輪連覇が懸かる大会となっている。
しかし、大会を前にしてスキャンダルが勃発。カナダ女子代表チームの非公認の分析官であるジョセフ・ロンバルディ氏がドローンを使用して初戦の対戦相手であるニュージーランド女子代表の練習を偵察。この行為が訴えられていた。
ロンバルディ氏、そしてアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏は今回の件を受けて即帰国。また、プリーストマン監督は初戦のニュージーランド戦で指揮を執らないことが発表されていた。
そんな中、所詮は25日に行われ、カナダが2-1で逆転勝利を収めることに。しかし、試合後にCSAはプリーストマン監督をチームから外す声明を発表した。
「カナダオリンピック委員会は、カナダサッカー協会による資格停止処分を受け、カナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督をカナダのオリンピックチムから除外することを決定した」
「アシスタントコーチを務めるアンディ・スペンス氏が、2024年パリ・オリンピックの残りの間、カナダ女子代表チームを率いることになる」
なお、ドローンを使用したことによる新たな情報もCSAには入っているとのこと。その結果、プリーストマン監督を外部調査が完了するまで職務停止にしたことも発表されている。