パリ五輪で相手の練習を偵察か…女子サッカーカナダ代表監督が追放処分に

AI要約

カナダ女子代表のサッカー監督がドローンで相手チームの練習を無断で撮影し問題となり、追放処分を受ける。

カナダはニュージーランド戦で逆転勝利を収めるも、試合後に監督の追放処分が発表される。

アシスタントコーチが代行監督を務める中、チームはパリ五輪で白星発進を果たす。

パリ五輪で相手の練習を偵察か…女子サッカーカナダ代表監督が追放処分に

 カナダオリンピック委員会(COC)は26日、パリ五輪に出場しているサッカーのカナダ女子代表からベブ・プリーストマン監督を追放すると発表した。同チームは25日の初戦・ニュージーランド女子代表戦を前に、ドローンを用いて複数回にわたって相手の練習を無断で撮影したとして騒動になっていた。

 COCによるとカナダは今月19日と22日、相手の許可を得ることなくニュージーランドの練習をドローンで撮影したという。同委員会は24日付で関与したアナリストとアシスタントコーチの合わせて2人を帰国させ、偵察行為を知らなかったと主張するプリーストマン監督についてはニュージーランド戦でベンチから外すことを発表した。

 カナダは25日のニュージーランド戦でアンディー・スペンスコーチが監督代行を務める形になったが、先制を許すも2-1で逆転勝利。パリ五輪は白星発進となった。

 ところが試合後、COCはカナダサッカー協会(CSA)がプリーストマン監督に謹慎処分を与えたとして、指揮官を五輪チームから追放することを発表した。CSAは同様の事案がパリ五輪前でもあったとする新たな情報があったことを示し、パリ五輪期間中と調査が完了するまでの間、プリーストマン監督は謹慎とすることを伝えている。なおチームはアンディー・スペンスコーチが引き続き指揮を執ることになった。