PFP9位にランクアップした中谷潤人 「PFPキングを目指して、ひとつひとつ」
プロボクシングWBC世界バンタム級王者・中谷潤人がパウンド・フォー・パウンドランキングで上昇し、PFP KINGを目指す意気込みを示す。
米興行大手「トップランク」社とのプロモート契約を締結し、アラムCEOは中谷の未来に期待を寄せる。
26歳の中谷は28戦全勝(21KO)で、PFPランキングで9位につける。
プロボクシングWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が25日(日本時間26日)、米国で最も伝統のあるボクシング専門メディア「ザ・リング(THE RING)」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)で10位から9位にランクアップした(7月20日付)。
中谷はスポーツ報知に「前回の試合を評価していただき、うれしく思います。PFP KINGを目指しているので、そこに向けて、ひとつひとつ頑張っていきたいと思います」とコメントした。
中谷は20日、東京・両国国技館での初防衛戦で、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)と対戦。強烈な左ボディーストレート1発で初回KO勝ちし、初防衛に成功した。24日には米興行大手「トップランク」社が中谷とプロモート契約を結んだと発表したが、ボブ・アラムCEOはリングマガジンのPFPで1位を目指す中谷の夢に対し「彼はいつかパウンド・フォー・パウンドの王者になるでしょう」と評価した。
なお、1位はヘビー級の世界4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)。2位はスーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)、3位はWBA&WBO世界ウエルター級(66・6キロ以下)スーパー王者でWBC休養王者テレンス・クロフォード(米国)と変わらず。
26歳の中谷の戦績は28戦全勝(21KO)。
PFPランキングは以下の通り。
(1)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
(2)井上尚弥(大橋)
(3)テレンス・クロフォード(米国)
(4)サウル・アルバレス(メキシコ、4団体世界スーパーミドル級統一王者)
(5)ジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳、WBC世界スーパーフライ級王者)
(6)アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア、WBC、IBF、WBO世界ライトヘビー級統一王者)
(7)ドミトリー・ビボル(ロシア、WBA世界ライトヘビー級スーパー王者)
(8)ジャーボンティ・デービス(米国、WBA世界ライト級正規王者)
(9)中谷潤人(M・T)
(10)エロール・スペンス・ジュニア(米国、元WBA、IBF、WBO世界ウエルター級統一王者)