重岡銀次朗に挑むタドゥランが公開練習 徳山昌守を苦しめたペニャロサの兄「対策は秘密」

AI要約

28日にプロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチが行われる。指名挑戦者のペドロ・タドゥランが練習を公開し、王者の重岡銀次朗に挑む準備を整えている。

タドゥランは体調良好で、暑さに驚きつつも試合に向けて万全の状態であると語る。重岡についても尊敬の意を示しつつ、勝利を目指す意気込みを見せている。

タドゥランのトレーナーであるカルロス・ペニャロサ氏も、対戦相手のボディーショットへの対策について言及。秘密の準備をしていると述べ、楽しみにしていることを伝えている。

重岡銀次朗に挑むタドゥランが公開練習 徳山昌守を苦しめたペニャロサの兄「対策は秘密」

 28日にプロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ(滋賀県大津市・滋賀ダイハツアリーナ)で王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)に挑む指名挑戦者の同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)が24日、大阪市内のジムで練習を公開した。4ラウンドのミット打ちでは左ストレートや左アッパーを披露した。元IBF世界王者で戦績16勝(12KO)4敗1分け、世界戦は5試合で1勝3敗1分け。

 状態に関し「100%のコンディション。とても体調は良い。(日本は)暑くてビックリしたが、暑いのは問題ない」と順調な調整ぶりを強調した。また、王者の重岡について「とても強い選手だと思う。でも自分は彼を倒すために日本に来た。銀次朗との試合は素晴らしい試合になることは間違いない」などと語った。

 この日はトレーナーのカルロス・ペニャロサ氏も取材に応じた。WBC世界スーパーフライ級王座をめぐり、徳山昌守と2度の激闘を繰り広げ、川島郭志を破ったジェリー・ペニャロサの実兄で来日経験も豊富だ。同トレーナーは「銀次朗のボディーショットへの対策はしっかりやってきた。ボディーは徹底的に鍛えてきたので大丈夫。(今回の試合に向け)しっかりと対策練習はしてきた。内容は言えない。秘密だ。試合を楽しみにしておいてくれ」などと話した。