掛川桔梗女子ソフトが少数精鋭10人で挑む…全日本小学生ソフトボール大会27日開幕

AI要約

全日本小学生女子ソフトボール大会が秋田県で開催され、掛川桔梗女子ソフトが参加する。掛川桔梗は昨年の準優勝チームで、強力なバッテリーでチームを牽引する。

エースの高畑磨穂や捕手の松下梨杏を中心に、チームは10人の少数精鋭で勝負。過去に優勝経験を持つ強豪チームであるが、部員不足の問題にも直面している。

全国大会での勝利を目指し、高畑磨は部員募集にも力を入れている。

掛川桔梗女子ソフトが少数精鋭10人で挑む…全日本小学生ソフトボール大会27日開幕

 全日本小学生女子ソフトボール大会が27日から秋田県で行われる。県勢は静岡EASTMAXSCと掛川桔梗女子ソフトが出場する。昨年準Vの掛川桔梗は、初戦の2回戦で地元・琴丘ドリームシャイン(秋田)と対戦。今年は6年生3人を含む計10人の少数精鋭で挑む。

 強力バッテリーがチームを引っ張る。エース高畑磨穂(6年)は栗田共臣監督(60)に「小学生で打つのはなかなか難しい」と、言わしめるほどの快速右腕。打っても3番の大黒柱は、「大会を通して2失点以内に抑えたい。打つのは7割以上が目標」と、力こぶをつくった。

 珍しい左利きで捕手を務めるのが、松下梨杏(6年)だ。「周りから注目されるのはうれしい。全国は楽しみです」。攻撃では4番を任され、下級生が多いチームの中、得点源として期待される。

 過去優勝1回、準V2回、3位4回の強豪。東京五輪の日本代表で世界一に貢献した山崎早紀(32)=デンソーコーチ=の出身クラブで有名だが、最上級生が抜けると7人で試合ができないピンチだ。「卒団して戻るチームがなくなるのはさみしい。全国で勝ってアピールしたい」と高畑磨。部員募集のためにも、負けられない。

(塩沢 武士)