大谷翔平3打数無安打盗塁も失敗と不発も、4番ヘルナンデスのワンマンショーでドジャース軍勝利

AI要約

大谷翔平投手が6試合連続安打ストップもドジャースはジャイアンツを4連勝。大谷は不発に終わるも、球団は勝利を収める。

大谷キャップデーで4万9576人が詰めかけるも、初回の盗塁失敗や8回の好機での失策などチャンスを活かせず。

4番T・ヘルナンデスの活躍が光る一方、ロバーツ監督も大谷だけでなくチーム全体の成長を喜ぶ。

大谷翔平3打数無安打盗塁も失敗と不発も、4番ヘルナンデスのワンマンショーでドジャース軍勝利

<ドジャース3-2ジャイアンツ>◇22日(日本時間23日)◇ドジャースタジアム

 ドジャース大谷翔平投手(30)は22日(日本時間23日)、ジャイアンツ戦に「1番DH」で出場。3打数無安打1四球と、6試合連続安打でストップしたものの、競り勝ったド軍は球宴後、4連勝を飾った。

 大谷の名前や背番号が刻まれた帽子が、先着4万人に配布された「大谷キャップデー」。スタンドには4万9576人の観客が詰めかけたものの、大谷は初回に今季4回目の盗塁失敗に終わるなど、不発に終わった。2-2の同点で迎えた8回無死二塁の好機には空振り三振。進塁打を打てず、ベンチへ向かった。

 それでも、相手バッテリーは大谷を封じてひと息ついてしまうのか、4番T・ヘルナンデスが、決勝打を含む全3打点を挙げるワンマンショー。今季の球宴で本塁打ダービーを制し、波に乗るスラッガーがド軍をけん引した。「楽しみながら、力まず、自分の仕事をするだけ。今日は僕だったけど、明日は別の誰かがやってくれると思うよ」と、満面の笑みで振り返った。

 後半戦を快調に滑り出したロバーツ監督も、4番の活躍に「これこそ彼がオールスターである理由だ」と上機嫌だった。大谷だけに頼ることなく、着実に白星を重ねる戦いができれば、自ずと頂点も見えてくる。(ロサンゼルス=四竈衛、水次祥子)