【アイビスSD・先手必勝】昨年リベンジに燃える〝隠れリピーター〟ファイアダンサーが高配当の使者に!

AI要約

新潟競馬場で行われるGⅢアイビスサマーダッシュは、芝直線1000メートルで行われる名物重賞。過去のリピーターが好走するレースで、1番人気馬の安定感にもかかわらず、3着以内に爆穴馬が飛び込んでくる特徴がある。

昨年のリベンジに燃えるファイアダンサーが注目されており、昨年のリピーターとして期待されている。昨年の熱中症からの復活を果たし、暑さにも強いイメージを示している。

ファイアダンサーは得意舞台である千直に加え、不利な枠でも掲示板外なしという適性を持っており、今年も好走が期待される。

【アイビスSD・先手必勝】昨年リベンジに燃える〝隠れリピーター〟ファイアダンサーが高配当の使者に!

[GⅢアイビスサマーダッシュ=2024年7月28日(日曜)3歳上、新潟競馬場・芝直1000メートル]

 今週から関東圏の主場は新潟競馬場へ。そのオープニングを飾る重賞は芝直線1000メートルを舞台に行われる名物重賞・GⅢアイビスSD(28日)。その特殊な舞台設定ゆえ複数回好走するリピーターを生み出してきたレースでもある。今年もそんな狙いを持ってメンバーを眺めると…当欄のアンテナに引っかかったのは1番人気を裏切った昨年のリベンジに燃えるあの馬だ。

 過去10年で見ると、単勝1番人気が6勝2着2回と連対率80%。そんな1番人気馬の安定感にもかかわらず、3連単の平均配当は15万円を超える。つまり3着以内に爆穴馬が飛び込んでくるからであり、そんな馬を発掘するのがアイビスSD攻略の近道なのだ。

 過去の好走馬を見返すと、何度も馬券に絡んでいる馬、いわゆる“リピーター”が多いことが分かる。昨年の勝ち馬オールアットワンスは1年ぶりの実戦で勝利し、21年に続く隔年制覇を達成。ほかにもベルカントが15、16年連覇し、19年覇者のライオンボスはその後20、21年にも2着に好走。22年に優勝したビリーバーは、さかのぼれば20年の3着馬だった。舞台は日本で唯一の直線競馬。その特殊な条件ゆえの適性がリピーターを多く輩出する大きな要因となっているのだろう。

 そんな観点で見れば、おいしい狙い目となりそうなのがファイアダンサーだ。昨年のアイビスSDでは18着に大敗しており、厳密なリピーターとは言えないが、その昨年は「熱中症」という明確な理由があった。参考外の一戦だけに、ここは“隠れリピーター”という扱いでよかろう。

 昨年の韋駄天Sでは、格上挑戦で2着に善戦。それも不利とされる最内枠から外ラチ沿いへ。最後は進路がない場面もあった中での好走だった。その韋駄天Sを含めて千直6戦のうち、2桁馬番だったのは2度のみで他は2→3→1→2番と不利な枠。それでも熱中症だったアイビスSDを除けば掲示板外なしとズバぬけた千直適性を示している。

 今年も例年以上の暑さが気になるところだが、「昨年は熱中症になったけど、7月の福島でも勝っているように、暑さに弱いイメージはありません。昨年は偶発的なものが重なって熱中症になりましたが、今回もしっかりとケアしていますし、いい状態で送り出せそうです」とノープロブレムをアピール。加えて「得意舞台なのは間違いない。何とか勝たせてあげたい」と昨年のリベンジを誓った。

 今年はこの馬がおいしい配当を運んでくれる使者となりそうだ。