【中京記念・コメントのツボ】来週から仏遠征の田口はニホンピロキーフに騎乗「結果で恩返ししたい」 重賞初Vへセオ「動きはいい」

AI要約

エルトンバローズがトップハンデながらも夏の暑さに対応する準備を進める。セオは連勝中で初の重賞制覇に向けて意欲的。フランス武者修行に出るニホンピロキーフは最後の競馬を覚悟を持って進める。小倉大賞典Vのエピファニーやロングランも好調調整で期待が膨らむ。

【中京記念・コメントのツボ】来週から仏遠征の田口はニホンピロキーフに騎乗「結果で恩返ししたい」 重賞初Vへセオ「動きはいい」

[GⅢ中京記念=2024年7月21日(日曜)3歳上、小倉競馬場・芝1800メートル]

<栗東トレセン>トップハンデの59キロを課せられたのはエルトンバローズ。「夏負けはしていないし、去年の夏も暑い中で勝っていますから」とこの時季の気温の高さにもノープロブレムを強調する田中助手。「最終週で馬場が悪いことは分かり切っています。パンパンまではいかなくとも、できるだけキレイな馬場で走らせたいですね」と良馬場を希望する。

 2連勝中の勢いでラジオNIKKEI賞(16着)以来、2度目の重賞に挑むセオ。上村調教師は「ここにきて馬が目に見えて良くなった。それが連勝につながっている。この中間もしっかりと追い切って、動きはいい」と初タイトルをにらむ。

 今週の競馬を最後に「覚悟を持って行きたい」と2か月間、フランスに武者修行に出るニホンピロキーフの田口。「前走は外枠で内へ入ることができずにストレスのかかる競馬になってしまいました。1週前の動きが良かったですし、自厩舎でお世話になっているので結果で恩返ししたいです」と“勲章”を持っての仏遠征にするつもりだ。

 小倉大賞典V時と同じように、栗東トレセンを経由してから戦いに挑むのがエピファニー。「ソワソワするということもなく問題なくきていますね」と好調宣言の澤江助手。「能力はあるので、あとは展開次第です。良馬場で前が流れてくれる展開なら」と理想のパターンをイメージする。

 当該舞台では2月の小倉大賞典でエピファニーに0秒3差(4着)つけられて負けているアルナシーム。この中間はダートコースを取り入れた調整で「起きて走れるようになり、それに伴って以前よりトモもしっかりと使えるようになってきました」と話す橋口調教師。「今なら千六より千八のほうが断然いい。二千までいけそうな感じですよ」と期待を寄せる。

<小倉競馬場>小倉大賞典2着のロングラン。こちらもエピファニーと同様、当時と同じ調整方法(小倉滞在)で決戦に臨む。「ハンデは58キロを想定していたので57キロはありがたいですね。(ダート含む)全5勝を1800メートルで挙げているし、この条件は得意ですから」と中野助手。