【高知競馬重賞展望・トレノ賞】黒船賞2着馬ヘルシャフトが不動の中心 ユメノホノオを破ったグッドヒューマーは距離がカギに

AI要約

第21回トレノ賞が高知競馬場で行われる。

注目はオール連対中の1番ヘルシャフト。実績も舞台も優れており、負けられない一戦となる。

対抗格は福永洋一記念で活躍した5番グッドヒューマー。距離の克服がポイントで、チャンスはある。

【高知競馬重賞展望・トレノ賞】黒船賞2着馬ヘルシャフトが不動の中心 ユメノホノオを破ったグッドヒューマーは距離がカギに

[トレノ賞=2024年7月21日(日曜)高知競馬場、ダート1300メートル]

 21日、高知競馬場では第21回トレノ賞(3歳上、1300メートル、1着賞金1000万円)が行われる。

 中心は今年に入って5戦3勝、2着2回とオール連対継続中の1番ヘルシャフト(牡7・打越勇)。特に2走前は強力メンバー相手のJpnⅢ黒船賞で2着に食い込んだのだから恐れ入る。前走の笠松・オグリキャップ記念では兵庫のタイガーインディにゴール寸前で内をすくわれクビ差の2着に終わったが、壮絶な叩き合いの末、一旦は前に出られた浦和のオメガレインボーを再び差し返す勝負根性は見事のひと言。ここに入れば実績は一枚も二枚も上で、舞台も4戦4勝の1300メートル。今回は負けられない一戦となる。

 対抗格は同厩で5月の福永洋一記念を快勝した5番グッドヒューマー(セン10)か。その前走は単勝9番人気ながら鮮やかな逃走劇で後続に4馬身差をつける圧勝劇を見せつけた。何より12連勝中のユメノホノオに土をつけたことで大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。今回は2か月ぶりの実戦で休養も十分だが、近走はマイル以上での良績が目立つだけに1300メートルは少し忙しい印象も。距離さえ克服できればチャンスは十分ある。

 7番デシジョン(牡5・西川敏)は先の福永洋一記念で3着。前とは離されたものの、しぶとく粘り込み何とか2番人気の意地を見せた。高知転入後の18戦で4着以下が1回のみの堅実派。前走のルビー特別も後続に5馬身差をつけて圧勝を決めている。強力メンバー相手にどこまで食い下がるか。近走の重賞戦線では振るわない2番ダノンジャスティス(セン8・別府真)だが、昨秋の園田・兵庫ゴールドカップで重賞勝ちの実績があるだけに、ここでも押さえておきたい。