大谷翔平、次は“屋根を越えて”の『場外弾』に意欲…実現すれば1973年以来、史上2人目の快挙に「この球場で一番の大きな本塁打を打ちたい」

AI要約

大谷翔平が4年連続30号本塁打を達成し、レッドソックスを打ち破る活躍を見せた。

特大の本塁打を放ち、球場で2番目に飛距離のある長打を決めた。

大谷はチームを勝利に導き、後半戦でもさらなる活躍を期待されている。

大谷翔平、次は“屋根を越えて”の『場外弾』に意欲…実現すれば1973年以来、史上2人目の快挙に「この球場で一番の大きな本塁打を打ちたい」

◇21日(日本時間22日) MLB ドジャース9―6レッドソックス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平がまた一つ、伝説のアーチを架けた。日本選手初の4年連続30号。3点リードの5回無死走者なしから、真ん中の甘いカットボールを捉えた。バーンズが「銃声のような音が聞こえて、その後絶叫に変わった」と表現した驚愕の一撃。最深部の右中間へ特大の144メートル弾は右翼席後方の通路に到達し、その後、場外の広場に落ちた。

 大谷は「(打球を)見てはいたが、目視はできなかった。どこにいったのか分からなかった」と語った。記念球をつかんだ男性は「場外の広場でモニターを見ていたら、上から球が落ちてきた」と証言した。スタットキャストが導入されて以降、この球場で2番目の飛距離だ。

 ドジャー・スタジアムで左打者が場外弾を放ったのは、殿堂入りしたパイレーツのウィリー・スタージェルが1969年と73年に2度記録しただけ。今回はわずかに、左打者として史上2人目の屋根を越えての場外弾とはならなかったが、大谷は「この球場で一番の大きな本塁打を打ちたい。(場外に打てることを)願っているし、チャンスはたくさんある」と力強く宣言した。

 ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、仲間から「まあまあだな」と冗談を飛ばされた大谷。試合後は上機嫌だった。前半戦は2試合連続サヨナラ負けし最悪の終わり方だったが、後半戦は自身の活躍もあってレッドソックスに3連勝スタート。「難しい試合が多い中で(勝利を)ものにできているのは、チームとして勢いに乗っていける要因になる。また明日からその勢いのままに頑張りたい」。チームが勝つために、今後も誰よりも多く、誰よりも遠くに本塁打を放つ。