アーセナル最終ラインの補強戦略 「手術が必要」な“弱点”を英指摘…冨安へ抱えた不安とは?

AI要約

アーセナルがイタリアのボローニャから左サイドDFの獲得に動いている

アーセナルのディフェンス陣がほぼ完成している中、左SBの補強が必要とされている

22歳のリッカルド・カラフィオーリが注目を浴びており、アーセナルが獲得に向けて動いている

アーセナル最終ラインの補強戦略 「手術が必要」な“弱点”を英指摘…冨安へ抱えた不安とは?

 イングランド1部アーセナルは今夏の移籍市場でイタリア1部ボローニャの左利きDFリッカルド・カラフィオーリの獲得に動いている。昨季リーグ最少失点を誇ったなかでブレーク中のイタリア代表を狙う理由として、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は左サイドの不安定さを挙げている。

 アーセナルは昨季のプレミアリーグで2年連続の2位。またも王者マンチェスター・シティの牙城を崩すことはできなかったが、リーグの2位の91得点を挙げた攻撃力に加え、38試合で29失点というリーグ最強のディフェンスを築いた。

 フランス代表DFウィリアム・サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのセンターバック(CB)コンビは不動で、右サイドバック(SB)のイングランド代表DFベン・ホワイトも安定したパフォーマンスを披露した。そんな最終ラインで唯一レギュラーが定まらなかったのが左SBだった。

「スカイ・スポーツ」はアーセナルがCBと左SBの両方をハイレベルでカバーできるカラフィオーリを求める理由をこう伝えていた。

「昨季のアーセナルは29失点と、プレミアリーグで最も素晴らしい守備を見せた。ベン・ホワイト、ガブリエウ、サリバがバックラインの大黒柱だが、左サイドは夏の手術が必要になるかもしれない。オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キビオル、冨安健洋のいずれも一貫性ある役割を果たせず、このポジションでシーズンをスタートしたユリアン・ティンバーも膝の深刻な怪我から戻ってきたばかりだ」

 ジンチェンコとキビオル、そして昨季はスペイン1部レアル・ソシエダに期限付き移籍していたDFキーラン・ティアニーには移籍の噂が絶えない。冨安とティンバーは怪我に苦しめられ、コンディションに不安が残る。

 カラフィオーリはボローニャとイタリア代表での活躍によってイタリア1部ユベントスやイングランド1部チェルシーなども興味を示す今ホットなDFだが、アーセナルはこの22歳をチームに加えて不安要素の左サイドを強化することができるのだろうか。