【阪神・岡田監督語録 TV取材】昇格後初安打の森下に「あれは便乗で打ったんじゃないですか(笑い)」
阪神は、全員安打、適時打、全員得点で12-3で広島を破り、前半戦を終えて首位巨人と3.5ゲーム差となった。
岡田監督は、打線の活性化や後半戦に向けての意気込みを述べ、選手の奮闘を期待している。
西勇や石黒の投球、大山のホームランなど個々の活躍もあり、チーム全体の調子が上向いている。
◇セ・リーグ 阪神12-3広島(2024年7月21日 甲子園)
阪神は、先発野手全員安打、同全員適時打、同全員得点で大勝し、前半戦を締めくくった。貯金1、首位に浮上した巨人と3・5差で折り返した。岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。
<テレビ・インタビュー>
―久々に2桁得点で勝利した。
「いやいや、ね。(奪った得点を)3連戦に分ければいいけど(笑い)。後ろに、後ろにという形になれば、こういう形になるというのをね、ちょっとは思い出したんじゃないですかね。
―3回のビッグイニング。梅野の二塁打から、6本のタイムリーが出た。
「(西勇の)バント失敗で、ちょっと嫌な感じだったんですけどね。昨日も、一昨日もそうだけど、誰かにポンと1本出るとね、後ろのバッターがだいぶ楽になるということでしょうね。
―6回の6得点もタイムリー、犠飛、ホームランが出た。森下にも安打が1本出た。
「まだまだ、後の内容はあまり良くないしね。あれは便乗で打ったんじゃないですか(笑い)」
―大山にホームランも出た。
「久しぶりでしょ。ホームランもね。大山だけじゃなしに、みんながね、これをきっかけにね。ちょっと試合が空くけど、後半戦に向けて、そういうのを思い出してね、またスタートできればいいと思いますけど」
―先発の西勇が6回2失点。新人の石黒の登板もあった。
「石黒は、なかなか投げるチャンスがなかったですね。西も、もう1カ月以上勝ち星が付かなかったからね。今日ぐらいとはいかないけど、前半の分、後半戦は打線が援護しないといけないですね」
―打線は先発野手全員安打と全員打点。
「全員?ま、それを続けることですね」
―勝ち越し1で後半戦へ。
「1つ貯金できたとかそういうのじゃなしにね、残り50何試合ですか(53試合)、もう1回後半で再スタートのつもりでやろうと思うので。前半の反省点、特に野手の方ですけどね、やっぱり悪いところが当然あると思うので、この期間(球宴中断期間)にそれを修正してね。後半戦でいいスタートを切るためには、野手の奮闘が絶対必要なので」