阪神打線お目覚め13安打12得点 後半戦に向け、岡田監督「もう一回、再スタートのつもりで」

AI要約

前半戦最後の試合で阪神打線が広島を12-3で破り、13安打12得点で連敗を4でストップ。

打線が26イニングぶりの目覚めを見せ、三回に同点打を放ち、さらに六回には長打を含む攻勢を見せる。

大山の2ランホームランなど、全員が一丸となった勝利に喜びを示し、後半戦に向けて意気込みを語った。

阪神打線お目覚め13安打12得点 後半戦に向け、岡田監督「もう一回、再スタートのつもりで」

阪神12-3広島(21日、甲子園)

前半戦最後の試合で阪神打線が何度も快音を響かせた。先発野手全員が安打、打点をマークし、13安打12得点の猛攻で、連敗を「4」でストップ。ファンは久々の歓喜にわいた。

26イニング続けて無得点だった打線が目を覚ましたのは1点を追う三回だった。1死一、二塁から、中野が左翼線へ同点打。さらに、打線は広島先発の九里に襲いかかる。2死一、三塁から、4番の佐藤輝から8番の梅野まで5者連続の適時打で計6点を挙げた。

六回は長打攻勢。森下が左翼フェンス直撃の2点二塁打を放つと、締めは大山の2ラン。チームとして14試合ぶりの一発に、背番号3は「歯がゆい試合が続いていた。やっぱり勝つことはいいことだなと思った」と大きくうなずき、「全員が一丸となって戦えた試合だったと思う。こういう試合をもっとやっていきたい」と手応えを口にした。

岡田監督は「後ろに、後ろにという形をちょっと思い出したんじゃないか」と笑顔。残りは53試合の戦いとなる後半戦に向けては「もう一回、再スタートのつもりでやろうと思う。個々の調子を上げ、打線が援護しないと」と強調した。(嶋田知加子)