【熊本競輪・再建記念FⅠ】バンクレコード更新の嘉永泰斗 次は優勝で名を刻む

AI要約

熊本競輪2日目で嘉永泰斗がバンクレコードを更新しつつも、決勝進出に苦心する姿が描かれる。

地元勢の失格が続く中、嘉永泰斗はリスクを取りたくない状況でのレース展開に悩みながらも決勝進出を果たす。

自らの選択を悔やみながらも、捲りの切れに自信を持ち、優勝を目指す決意を見せる。

【熊本競輪・再建記念FⅠ】バンクレコード更新の嘉永泰斗 次は優勝で名を刻む

<21日・熊本競輪・2日目>

 嘉永泰斗が熊本競輪場の歴史に名を刻む。決勝進出が懸かった準決12Rは、2角捲りで勝利。上がり時計10秒7のバンクレコードとなったが、笑顔はなかった。再開へ尽力してくれた中川誠一郎―中本匠栄の先輩2人と決められなかったことに、心を痛めた。

 「地元勢(7R兼本将太、10R上野優太)が失格続きで…。変な緊張感があった。いい位置が欲しくて、リスクを取りたくなかった」。中団の好位を巡って山崎芳仁と並走になり、終BSで中川―中本との連係が外れてしまった。「山崎さんをなかなかさばけなかった。引いてもよかった」と自らの選択を悔やんだ。

 それでも1着での決勝進出。「サラ脚だった」と本人は話したが、捲りの切れには「シューズを調整して感じがいい」と納得顔だ。「優勝を目指します」。こうなれば誰が優勝すべきかは、本人ももちろんはっきりと自覚している。