【佐世保競輪ミッドナイトG3】松本貴治 完全Vで2度目のG3制覇

AI要約

松本貴治がミッドナイトG3で優勝し、21年1月以来のG3優勝を果たす。

松本貴治は久田裕也を差し切り、岩谷拓磨を振り切ってVゴールに飛び込む。

松本貴治は調子を上げ、次のレースに向けて準備を進める。ヤンググランプリ覇者も反撃を開始。

【佐世保競輪ミッドナイトG3】松本貴治 完全Vで2度目のG3制覇

 戦前は今年のダービー王でG19冠の平原康多がミッドナイトに初参戦し話題をさらっていた佐世保競輪場を舞台に行われた史上初のミッドナイトG3だったが、開幕してみれば松本貴治(30=愛媛)が最初から最後まで主役を演じた。

 初日特選で後藤大輝マークから白星発進を飾ると、準決勝は久田裕也を差し切って連勝。決勝は久田が後藤に突っ張られる苦しい流れになりながらも、自ら踏み上げて番手発進した岩谷拓磨を8分の1車輪差でかわしてVゴールに飛び込んだ。

 「3日間、前が頑張ってくれたおかげ。特に準決勝と決勝は久田君が頑張ってくれたし、彼の頑張りをムダにしたくなかったから(優勝できて)良かった。ミッドナイトは体がしんどい面もあるけど、始まってしまえばあっという間だった」

 これで21年1月の地元・松山記念以来、2度目のG3優勝。V自体も昨年2月の伊東F1以来だった。今年はG1で2度の落車失格を喫するなどリズムに乗りきれなかったが、流れを変えるV劇になっただろう。

 「調子が良くない時も気持ちを切らさないようにして、自信を持ってやってきた。調子が上がってきている感触がある」

 次走は今月25日からの玉野F1。久留米F1を挟んで、来月13日からは今年4度目のG1・平塚オールスターだ。

 「これからもしっかり練習して頑張っていきたいですね」

 初代ミッドナイトG3王者に輝いて、19年ヤンググランプリ覇者の反撃が始まった。

 なお、3日間の総売上は24億2699万6000円だった。