角田裕毅「チームに申し訳ない。限界まで攻め、濡れた芝生にはみ出した」ハンガリーGP予選Q3のクラッシュを悔恨|F1

AI要約

ハンガリーGP予選を終えて、角田裕毅がQ3のラストアタックでクラッシュし、P10に終わる。チームは修復作業を進める見通し。

角田は限界まで攻めた最後のアタックでコントロールを失い、芝生にはみ出しクラッシュ。自己ベストラップに挑むも、残念な結果となった。

VCARBはハンガロリンクのコース特性に合っており、マシンのフィーリングは良好。適切なポジションで決勝に臨むことができた。決勝ではチームとしてポイント獲得を目指す。

角田裕毅「チームに申し訳ない。限界まで攻め、濡れた芝生にはみ出した」ハンガリーGP予選Q3のクラッシュを悔恨|F1

ハンガリーGP予選を終えて、予選Q3のラストアタックでクラッシュし、予選10番手に終わった角田裕毅がコメントを発している。

予選で角田はQ1、Q2と勝ち上がり、僚友ダニエル・リカルドとそろってビザ・キャッシュアップRB勢は2台ともに予選Q3進出を果たした。雨が降るのか降らないのか判断の難しい状況下、Q3の残り4分を切り、角田はフライングラップに入っていく。

セクター1を自己ベストペースで通過した角田は、ターン5でエイペックスにうまくつけず、アウト側に膨らむ形でコースからはみ出し、ターン5出口でウォールにクラッシュしてしまう。

予選Q3はこれで残り時間2:13で赤旗となってしまった。この後はフレッシュなソフトタイヤのないドライバーが多く、タイム更新が難しい中、最後にリカルドが角田を0.030秒上回り、予選P9リカルド、予選P10が角田という結果になった。

予選終了後、角田は「とても残念に思っているし、ガッカリしている」と肩を落とした。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。

「Q3のラストアタックは本当に良いペースで走れていたし、フィーリングもとても最高でした」

「ですが、限界まで攻めたこともあり、タイヤの半分が芝生にはみ出てしまった。これはいつもなら普通のことですが、芝生が濡れていたため、それで一気にコントロールを失ってしまいました」

「あのコーナーまでは、最高のラップだったと思う。チーム全員と僕自身、もっと前のポジションに値したと思っているし、この結果は申し訳なく思っています」

土曜日を終えて、低速~中速がメインとなるハンガロリンクのコース特性に、VCARBのマシンは合っているという感覚も角田としてはあったようだ。

「マシンのフィーリングは最高で、ラップペースも安定していた。決勝に向け、良い位置につけていたと思う。2台でQ3に進出できましたし、この成果はチームに祝福を贈りたい」

角田は予選10番手となり、マシンを壊したことからチームは決勝までに修復作業を進める見通し。

ハンガリーGP決勝では、しっかり巻き返しできるのだろうか。そしてVCARBとして、ハース勢を上回ってコンストラクターズ総合6位の座確保に向け、ポイントをゲットできるのか決勝も要注目となる。