西武・青山美夏人、43試合目登板でプロ初勝利 3安打完封劇に「ミスをなく丁寧に投げられました」

AI要約

西武の若手投手、青山美夏人が43試合目でプロ初勝利を果たす。3安打完封で勝利し、過去13年ぶりの球団史上2番目の若手完封勝利となった。

青山は高校からプロまでの経歴や1年目の成績、今季からの先発転向について触れられており、自身の投球に満足感を示している。

さらに、若手選手の活躍もあり、山村が初の先発4番本塁打を打つなど、西武の若手選手の可能性が広がっている。

西武・青山美夏人、43試合目登板でプロ初勝利 3安打完封劇に「ミスをなく丁寧に投げられました」

(パ・リーグ、西武6-0オリックス、15回戦、西武8勝7敗、17日、ベルーナD)西武・青山美夏人(みなと)投手(23)が43試合目の登板で、プロ初勝利を3安打完封で飾った。今季から先発に転向した2年目右腕は「気持ちで投げました。両サイドに制球でき、ミスをなく丁寧に投げられました」と、お立ち台で破顔一笑した。

球団で初勝利が完封だったのは2011年5月6日の牧田和久以来、13年ぶりだった。横浜隼人高から亜大を経て昨季、ドラフト4位で入団。1年目は救援で39試合に登板し防御率2・96と好成績を残したが、勝利には恵まれなかった。過去3度の先発はいずれもイニング途中で降板。「(直球が)140キロ前半でもカーブで差し込めていた」と100キロ台のカーブを交ぜ、相手打線に強打を許さなかった。

プロ最多の106球を投げ抜いたが、亜大時代に「1日200球を3日連続とか投げていたので」とサラリ。19日に迎える24歳の誕生日を前に自らの殻をぶち破った。(横山尚杜)

【データBOX】

❶2年目の西武・青山がプロ初勝利を完封勝利で飾った。プロ初勝利が完封だったのは、5月15日のヤクルト・松本健吾(対広島、1年目)に次いで今季2人目。西武では2011年5月6日の牧田和久(対楽天、1年目)以来13年ぶり。

❷21歳9カ月の山村が先発4番では初めての本塁打。西武選手の先発4番初本塁打が21歳9カ月以下だったのは、1986年10月7日の清原和博(19歳1カ月)以来38年ぶり。