今年は埼玉西武ライオンズの年になる 春先、球場ではなく書店でそう感じたのだが…

AI要約

今年は埼玉西武ライオンズの年になる。春先、球場ではなく、書店でそう感じた。今年の「本屋大賞」を受賞した小説「成瀬は天下を取りにいく」。表紙でヒロインが着ているのは西武のユニホームで、愛読者を中心に聖地ならぬ〝聖服〟として人気を集めるのではと思ったからだ。

チームも若い先発投手陣が育ち、課題の打撃も実績のある外国人を補強。福岡ソフトバンクホークスの強力なライバルとなるはずだった。ところが、現実は正反対。助っ人は不調で、投手が頑張っても接戦を落とす。悪循環が積み重なり、シーズン143試合で100敗ペースの歴史的な低迷となっている。

西武は福岡を本拠地にした西鉄ライオンズが前身。九州には、今もファンが多く「西スポWEB OTTO!(おっと)」の配信記事に寄せられるコメントも熱い。これでいいはずがない。天下を取りにいくライオンズを再生せねばならない。

今年は埼玉西武ライオンズの年になる 春先、球場ではなく書店でそう感じたのだが…

 今年は埼玉西武ライオンズの年になる。春先、球場ではなく、書店でそう感じた。今年の「本屋大賞」を受賞した小説「成瀬は天下を取りにいく」。表紙でヒロインが着ているのは西武のユニホームで、愛読者を中心に聖地ならぬ〝聖服〟として人気を集めるのではと思ったからだ。

 チームも若い先発投手陣が育ち、課題の打撃も実績のある外国人を補強。福岡ソフトバンクホークスの強力なライバルとなるはずだった。ところが、現実は正反対。助っ人は不調で、投手が頑張っても接戦を落とす。悪循環が積み重なり、シーズン143試合で100敗ペースの歴史的な低迷となっている。

 西武は福岡を本拠地にした西鉄ライオンズが前身。九州には、今もファンが多く「西スポWEB OTTO!(おっと)」の配信記事に寄せられるコメントも熱い。これでいいはずがない。天下を取りにいくライオンズを再生せねばならない。

(中野剛史)