【MLB】テオスカー・ヘルナンデスがホームラン・ダービー優勝 球団史上初の快挙 決勝でウィットJr.破る

AI要約

レンジャーズの本拠地で行われたホームラン・ダービーで、テオスカー・ヘルナンデスが球団史上初の優勝を果たした。

ヘルナンデスはブラディミール・ゲレーロJr.に熱心に応援されながら、準決勝と決勝で緊張した戦いを制して優勝。

ドジャースの選手による初のホームラン・ダービー優勝であり、ドミニカ共和国出身の7人目の優勝者となった。

【MLB】テオスカー・ヘルナンデスがホームラン・ダービー優勝 球団史上初の快挙 決勝でウィットJr.破る

 日本時間7月16日、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドでホームラン・ダービーが行われ、出場を熱望していたテオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)が球団史上初のダービー制覇を成し遂げた。ヘルナンデスは1回戦で19本のアーチを放ち、4位で決勝ラウンドに進出。アレック・ボーム(フィリーズ)と対戦した準決勝は3スイング制の延長戦までもつれた熱戦の末に16対15で勝利し、決勝では14対13でボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)を破った。ブルージェイズ時代の同僚であるブラディミール・ゲレーロJr.が熱心に応援する姿も印象的だった。

 1回戦は前半戦の本塁打が少ない順に8選手が挑戦し、21本のボームとホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、20本のウィットJr.、19本のヘルナンデスが決勝ラウンドに進出。地元での優勝を狙ったアドリス・ガルシア(レンジャーズ)は18本、ナ・リーグ打点トップのマーセル・オズナ(ブレーブス)は16本、2度のダービー制覇を誇るピート・アロンソ(メッツ)は12本、昨季のア・リーグ新人王ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)は11本にとどまり、1回戦で敗退となった。

 準決勝は1回戦での本塁打が多い順にシード順が決められ、第1シードのボームと第4シードのヘルナンデス、第2シードのラミレスと第3シードのウィットJr.が対戦。ウィットJr.が13対12でラミレスを破って決勝進出を決め、ボーム対ヘルナンデスの一戦は、14対14の同点になったあと、3スイング制の延長戦を行い、3スイングで2本塁打を放ったヘルナンデスが1本どまりだったボームを破った。

 そして、決勝は先攻のヘルナンデスが14本。ウィットJr.は13本のアーチを架け、あと1本に迫ったが、最後の打球がフェンスに直撃してあと一歩届かず、ヘルナンデスの初出場初優勝が決まった。ドジャースの選手によるホームラン・ダービー優勝は初めて。ドミニカ共和国出身の選手による優勝は、2000年のサミー・ソーサ、2004年のミゲル・テハダ、2007年のブラディミール・ゲレーロ、2010年のデービッド・オルティス、2011年のロビンソン・カノー、2022年のフアン・ソトに次いで7人目となった(昨年優勝のゲレーロJr.はカナダ出身)。