輪島市のマンホールをデザイン 能登半島地震、木製コースター販売し応援 福島県国見町の武田功さん

AI要約

福島県国見町の武田紙店店主が石川県能登半島地震復興プロジェクトを立ち上げ、被災地支援に取り組む。

地震で被災経験のある武田さんが国見郵便局や道の駅と協力し、マンホールデザインの木製コースターを販売。

募金活動が終了したが、コースター販売継続中で、被災地を訪れることで支援につなげる取り組み。

輪島市のマンホールをデザイン 能登半島地震、木製コースター販売し応援 福島県国見町の武田功さん

 福島県国見町の武田紙店店主の武田功さん(59)は、能登半島地震復興応援プロジェクトを立ち上げ、被災した石川県への支援に取り組んだ。

 武田さんは、2021(令和3)年の本県沖地震の影響で店舗が全壊した経験があり、被災地に思いを寄せた。町内の国見郵便局の木賀順一局長や道の駅国見あつかしの郷がプロジェクトに協力した。

 石川県輪島市に実際にある「輪島太鼓」「輪島の朝市」「輪島塗」などのマンホールをデザインした木製コースターを道の駅で販売し、1枚の売り上げにつき200円を募金にした。商品に応援メッセージカードを同封し、利用客に協力を呼びかけた。国見小児童も復興の願いを込めたイラストを寄せた。募金は義援金として現地に送金した。

 武田さんは10日、寄せられたメッセージを国見郵便局から輪島市の輪島郵便局に発送した。輪島郵便局内に展示される。武田さんは「自分たちも全国から温かい支援を受けた。能登の被災地が前に進めるよう力になりたい」と語った。

 募金活動は終了したが、引き続き道の駅でコースターを販売している。実際のマンホールを見に被災地を訪ねることで支援につながれば、との思いを込めたという。

(県北版)