ベティスでの5季目を迎えるペジェグリーニ監督…新シーズンで通算勝利数などのクラブ記録更新なるか

AI要約

マヌエル・ペジェグリーニ監督が2024-2025シーズン中に複数のクラブ記録を更新する可能性がある

ペジェグリーニ監督は過去に南米や欧州の複数クラブで成功を収めた経験を持つ

ベティス監督としての通算勝利数や指揮期間の記録更新が期待されている

ベティスでの5季目を迎えるペジェグリーニ監督…新シーズンで通算勝利数などのクラブ記録更新なるか

 ベティスを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督が、2024-2025シーズン中に複数のクラブ記録を塗り替える可能性があるようだ。11日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在70歳のペジェグリーニ監督は、1988年に母国チリのウニベルシダ・デ・チレで指導者キャリアをスタートさせると、以降は南米の複数クラブを率いて数々のタイトルを獲得。2004年夏に欧州初上陸を果たしてビジャレアルの監督に就任し、2005-2006シーズンにはクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ4強入りを達成するなど、類稀な手腕を発揮した。その後はレアル・マドリードやマラガ、マンチェスター・シティなどの指揮官を歴任。2020年夏から指揮を執るベティスでは、コパ・デル・レイ(国王杯)優勝やクラブ初となる4季連続での欧州大会出場権獲得を成し遂げた。

 2020年7月にベティスの指揮官へと就任したペジェグリーニ監督は、2024-2025シーズンで同クラブ5季目を迎える。すでにベティスの選手たちはプレーズン始動前のメディカルチェックを終えており、開幕を照準としたトレーニングが開始。そんななか、チリ人指揮官にはクラブが築いた約120年間の歴史の中で生まれた記録を、いくつか塗り替える可能性があるという。

 まずは通算勝利数で、ペジェグリーニ監督はこれまで「92勝」を記録。ロレンソ・セラ・フェレール氏が持つ「116勝」のクラブ記録まで「24勝」となっており、2024-2025シーズン中の更新も実現可能だ。なお、50試合以上を率いたなかでの勝率に関しても、「46.7パーセント」と歴代4位であり、パトリック・オコンネル氏が持つ「48.75パーセント」のクラブ記録に僅かと迫っている。

 また、現時点でクラブ歴代最高齢の指揮官である同監督は、ベティスとの契約を2026年夏まで残しているため、2025-2026シーズンにはオコンネル氏らと並んでクラブ記録タイとなる6季目に突入する予定。ベティスの監督として臨んだ通算試合数は「197」で、3位スサ・フェレンツ氏の「198」、2位ペペ・メル氏の「202」を追い抜くことが濃厚であり、2024-2025シーズン終了時点で首位フェレール氏の「263」に肉薄する見込みだ。