33歳チアゴ・アルカンタラが現役引退「ありがとう、フットボール」古巣バルサのコーチ就任か

AI要約

スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが現役引退を表明

バルセロナ、バイエルン、リバプールで活躍

今後はバルセロナでコーチングスタッフとして活動の可能性

33歳チアゴ・アルカンタラが現役引退「ありがとう、フットボール」古巣バルサのコーチ就任か

 リバプールを退団した元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(33)が8日に自身のインスタグラム(@thiago6)を更新し、現役引退を表明した。

 バルセロナのアカデミーで育ったチアゴは2009年5月にトップチームデビューを飾り、4度のラ・リーガ優勝や2度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇などを経験。2013年7月にバイエルンへ渡ると、7度のブンデスリーガ優勝や2019-20シーズンの欧州CL制覇などに貢献した。

 そして2020年9月にリバプールへ。度重なる負傷に悩まされる中、4シーズンでクラブ通算98試合に出場し、3ゴールを記録した。獲得タイトルは2021-22シーズンのFAカップとEFLカップ、2022-23シーズンのFAコミュニティ・シールド。2023-24シーズンは怪我の影響でプレミアリーグ1試合の出場に終わり、5月に契約満了による退団が発表されていた。

 また、2011年8月にスペイン代表デビューを果たし、国際Aマッチ通算46試合で2得点をマーク。天才肌のゲームメーカーとして、クラブや代表で多くのファンを沸かせた。

 チアゴは「僕はいつまでも与えられたものを返すつもりだし、楽しめた時間に感謝している。ありがとう、フットボール。そして僕を支え、僕をより良い選手、より良い人間に育ててくれた全ての人々に感謝したい。また会おう」とメッセージ。幼少期やこれまで在籍したクラブでの写真を投稿した。

 スペイン『ムンド・デポルティーボ』によると、今後は古巣バルセロナでコーチングスタッフを務める可能性があるようだ。同クラブはチアゴのバイエルン時代の恩師であるハンジ・フリック監督が新シーズンから指揮を執ることになっている。