【津ボート・GⅡ全国ボートレース甲子園】下出卓矢「伸びを求める。最近は伸びなくてストレスがある」

AI要約

初日のボートレース津のG2「第6回全国ボートレース甲子園」では下出卓矢が2着に終わるも、底力を信じて強く出る決意を示す。

地震で被災した石川県を代表しての出場で、自身のレースで故郷に勇気を与えることを誓う。

ストレスを感じる中でも、強い伸びを求めて調整に取り組み続ける下出卓矢の決意が伝わる。

【津ボート・GⅡ全国ボートレース甲子園】下出卓矢「伸びを求める。最近は伸びなくてストレスがある」

 ボートレース津のG2「第6回全国ボートレース甲子園」が10日に開幕した。

 下出卓矢(37=福井)は初日4Rのイン戦、1M先には回ったものの、5号艇の長田頼宗にまくり差されて2着。それでも「伸びられることはなかった。現状でも足は中堅上位ある」と機の底力を信頼している。

「いつも通り伸びを求める。最近は伸びなくてストレスがあるし、伸びのきっかけをつかみたい。こういう大きいレースで勝つならありえないぐらい出さないと」と持ち味を発揮できる強伸びを求めて、レース直後から調整に没頭した。

 1月、能登半島地震に襲われた石川県を代表しての出場。「震災があったけど、選手にできることはレースしかない。自分はファンから見ていても面白いレーサーだと思う。自分のレースが石川に届いてくれれば」。やることは一つ。レースで結果を出して故郷を勇気づけることだ。