【GⅡピットレポート】復調を目指す磯部誠が伸びに手応え/津・ボートレース甲子園

AI要約

第6回全国ボートレース甲子園が開幕し、注目の選手たちが様々な課題に挑む様子が描かれている。

長野道臣が新ペラに交換し、池田浩二がその調整に汗をかく。一方、磯部誠は新調整を試みる中で苦戦している。

片岡雅裕や地元の豊田健士郎もエンジンの調子に悩みながら、記念タイトル獲得を目指して挑んでいる。

【GⅡピットレポート】復調を目指す磯部誠が伸びに手応え/津・ボートレース甲子園

ボートレース津の「第6回全国ボートレース甲子園」が10日にシリーズの幕を開ける。

前節で長野道臣が強力気配を見せた69号機は、まさかの新ペラに交換。手にした池田浩二は「とにかくペラを叩きますよ。どこか特化させるのは好きじゃないし、全部来るようにね」と汗をぬぐいながら作業に勤しんだ。悪い本体ではないだけに、池田の腕の見せ所となりそうだ。

磯部誠は近況の調子を聞かれると、「見ての通りですよ」と苦笑い。厳しいレースが続いている。「最近は普段やらない調整を試していた。それを一旦休んで、今節は挑むと思う」と今年はスキルアップを目指して新しい調整を模索していたが、今年も中盤戦。グランプリを意識するのなら軌道修正も仕方なしか。エンジンは中堅評価の58号機だが、「もしかすると、茅原悠紀さんより伸びたかもしれない」と楽しみな言葉。茅原のエンジンは強力な伸び型。特訓でも明らかにいい雰囲気だったが、磯部の感覚としてはそれを上回る手応えだったようだ。

ボートレース甲子園を連覇、または2度制した選手はいないが、今節それを狙える立場にいるのが片岡雅裕。ただ、「現状ではそんなことを言える動きじゃなかった」とがっくり。エンジンは下位クラスで、果たしてどこまで上積みできるか。

地元の豊田健士郎も下位クラスのエンジン。それでも「下がらなかったし、普通はありそう。回転の上がりや行き足は余裕があった」と、こちらは合格点。夢の記念タイトル獲得へ、チャンスを生かせるか。