3試合ぶり復帰のソフトバンク今宮健太、現役最多383犠打で先制点呼び込む 荒れ球のプロ初先発左腕にも冷静に対応

AI要約

ソフトバンクの今宮健太内野手が3試合ぶりのスタメン復帰で先制点に貢献。

今宮は死球からの欠場明けで初球を犠打にし、チームの攻撃リズムをつくった。

暴投と適時打で2点を先行、今宮の犠打がチャンスを広げた。

3試合ぶり復帰のソフトバンク今宮健太、現役最多383犠打で先制点呼び込む 荒れ球のプロ初先発左腕にも冷静に対応

 ◆ソフトバンク3―2西武(2日、東京ドーム)

 3試合ぶりにスタメン復帰したソフトバンクの今宮健太内野手(32)が、先制点につながる犠打を1球で決め、勝利に貢献した。

 今宮は6月28日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)の9回に左肩甲骨付近に死球を受け、途中交代。骨に異常はなかったが、同30日の同カードまで2試合連続で欠場していた。

 3回に先頭の甲斐拓也が四球を選び、周東佑京が背中に死球を受けた無死一、二塁で打席が回り、ベンチからは犠打のサイン。「チャンスのでき方がフォアボール、デッドボールというところで絶対に点がほしい。ある程度はピッチャー前に転がせば大丈夫というところだったので、自信を持ってやりました」。

 自身も死球からの欠場明けながら、左打者の周東の死球など制球が荒れていたプロ初先発の左腕羽田慎之介の初球をきっちりと転がした。「左対右というのはあったのでそこまで(荒れ球は)気にしていなかったですけどね。右打者の時はそんなに荒れていなかった。一発で決められて点につながったのは良かった」。

 1死二、三塁と好機を広げた直後、羽田の暴投と栗原の適時打で2点を先行。一発で難なく決めた現役最多の383犠打目が、ソフトバンクの攻撃のリズムをつくった。(小畑大悟)