異例の〝格差トレード〟成立 ソフトバンク・野村大樹と西武育成・斉藤大将 打撃強化の最下位獅子とリリーフ左腕求めた首位独走鷹の思惑一致

AI要約

ソフトバンクの野村大樹内野手と西武の育成・斉藤大将投手との交換トレードが合意に達した。

野村大は西武に加わり、強打に期待が高まっている。

斉藤大はソフトバンクに加わり、手薄な中継ぎ左腕として支配下を目指す。

異例の〝格差トレード〟成立 ソフトバンク・野村大樹と西武育成・斉藤大将 打撃強化の最下位獅子とリリーフ左腕求めた首位独走鷹の思惑一致

 ソフトバンクの野村大樹内野手(23)と西武の育成・斉藤大将投手(29)との交換トレードが合意に達したことが5日分かった。同日中にも発表される。西武には支配下で野村大が加わり、ソフトバンクは育成で斉藤大を獲得する異例の〝格差トレード〟が成立した。

 野村大は東京・早実高からドラフト3位で2019年に入団。今季1軍では2試合の出場にとどまるが、ウエスタンでは56試合に出場し、打率2割7分8厘、2本塁打、21打点とアピールを続けてきた。チーム打率2割4厘と貧打に泣く最下位の西武では持ち前の強打に期待が高まりそうだ。

 一方の斉藤大は明大からドラフト1位で2018年に入団。プロ1年目に初勝利を挙げたが、21年に左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)および後方関節腔クリーニング術を受け、同年オフに育成契約となった。今季はイースタンで12試合に登板し、1勝、防御率3・00。首位を独走するソフトバンクでは手薄な中継ぎ左腕として支配下を目指すことになりそうだ。